_movie 『鳥の巣』

『鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』
@京都みなみ会館



北京オリンピックのメイン会場・国家競技場。
いわゆる“鳥の巣”を手がけたスイス人建築家ユニットに
2002年から密着。
彼らに関わる人々、
やがて出来上がっていく“鳥の巣”を追うドキュメント。

ナレーションもないし
特別偏った目線で撮影されてるような感じもしなかったけど
それだけに撮りっぱなし感というか、
結局それってどういうこと?? ということが多々。
それに映像では出来上がりのシーンがなかったから
内容としては“途中まで”という感じだったし。

鳥の巣に関しては
中国人のものだから日本人の私がとやかく言うことじゃないけど
なんか…設計者=西洋人の考え方、中国人の考え方、
それぞれ納得できない部分があって
見終わって時間が経った今ももやもやしたままだ。
それでも大学教授みたいな人が言ってる内容は
一番まともだったような気が…たぶん。

鳥の巣って建築としてはやっぱり面白いなあと思うけど
環境とあわさったときにどうかってことよな。
とにかく、これも今年できたかできるかっていうオペラハウスは
明らかに周りの雰囲気から浮いてる感じがした。

ちなみに、オリンピック開催中は
鳥の巣の周辺1kmぐらいは厳重な警備がされていて、
チケットがなければ近づくことも許されなかったと
実際に北京に行った友達が言っていた。
だからチケットをゲットできたときは
鳥の巣の中に入れるとかという以前に
鳥の巣を近くで見られることの方が嬉しかったそうだ。
テロとか色んな問題があったにしても
北京に住む人からもなんか微妙に遠い感じだったのだね、オリンピック。

建築家も言うてたけど
オリンピックが終わったら市民が自由に憩える場となればいいね。
国家の威信の象徴じゃなく、市民の交流の場に。
その意見は納得できた。


さておき、鳥の巣の建設と平行して設計作業をしていた
金華という町の再開発のことも触れていたけど
あれは結局どうなったわけ??
頓挫したままってことでいいの??

なんかいろいろと謎が多い。

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