_trip 台北から阿里山に至る道中メモ('15年5月台湾旅)
5月18日(一)
今日は台北を離れ、阿里山へと向かう。
ずっと切望していた日出を見るため。
懸念していた天気はギリギリ、もつかどうか。
阿里山現地での動き方がいまいちよく分からず
なるべく身軽で行った方がよかろうと
(この先は阿里山→嘉義→鹿港→帰国の予定ゆえ)
リュックサックに最低限の着替えなどの荷物を詰め
スーツケースは空港に預けてから出発することにした。
桃園空港には「ペリカン宅配通」なる宅配便の窓口があり、
(第1・2両ターミナルにあります)
そこで1日100元で荷物を預かってくれるサービスがある。
営業時間は6時〜23時なのでその間に引き取れれば良し。
空港行きのリムジンバス、國光客運に乗り込む前に
バスターミナルにある洪瑞珍でサンドイッチを買って
帰国のために先に空港に向かった友人きよん&Lに
朝食がてら持って行こうと思っていたのに
営業開始時刻の9時になっても開く気配ゼロ、
ちょっと待ってみたけど開く気配やっぱりゼロ、
諦めて空港に向かうことにした。
もうなんでよなんでよ、営業時間にちゃんと開いてよ。
(わりとアバウトよね−、しゃーないよねー。)
空港に着いたらすぐさまペリカン宅配通の窓口に行き、
スーツケースを預けてリュックサック一つになったところで
いざ阿里山へ。ルートとざっくりとした時刻は調べたけど
最新情報かどうかも分からないからあとは成り行き任せじゃい。
L.L.Beanのクラシック・コンチネンタル・リュックサック、
わざわざこの旅のために買ったっつーの。
容量あるし、ポケットいっぱいで結構使いやすい。
ただし、“今どき”な素材じゃないからやや重い。
こまめに記録しますよ、
桃園空港からまず高鐵の桃園駅に向かう。
片道30元、所要時間は15分ほど。
午前10時、高鐵桃園駅に向けて出発。
高鐵桃園駅からは新幹線で嘉義へ。
駅に着いて一番最初に乗れる10時21分の便に飛び乗った。
片道920元、所要時間は約1時間。
嘉義に到着。
ここから阿里山行きのバスに乗り換える。
台鐵嘉義駅からは比較的本数が出ているけれども
高鐵嘉義駅からは10時10分、11時40分の2本だけ。
(台湾好行の運行日や運行時間はよく変わるので注意。)
なんで午前中に2本だけなのか、と思うのだけれども
阿里山に到着してから実感することになる。
ああ、これ以上遅く出たら全然ダメだと。
11時40分に乗れなかったら
台鐵駅に移動して、とのんきに考えていたけれど
幸い嘉義に到着したのは11時24分で十分間に合う時間。
それでも昼食をしっかり食べる余裕まではないので
駅のコンビニでおにぎりとフルーツ、飲み物を買い込んだ。
台湾好行というバスの阿里山線-A線に乗車。[こちら]
ちなみに台鐵嘉義駅から出ているバスは-B線。[こちら]
料金はバスに乗り込む際に運転手に支払うシステム。
片道276元でジャストの小銭がなかったけれど
お釣りを出してもらえた。席は自由席。
平日だけどもそこそこバスはいっぱい。
途中のバス停からも地元客がぼちぼち乗り込んで
ほぼ満席になっていた。
一番後ろから2列目の窓際の席で
最初はがら空きだったのだけれども
あとから乗り込んできた地元のおばちゃんグループに
サイド&バックを見事に取り囲まれる形となっていた。
バスに乗車してからわりとすぐに眠くなり
1時間ほど寝たと思ったら車窓風景ががらりと変わっていた。
たった1時間でもうこんな山の中に…!!?
だんだん高度が上がってきて耳が少しキンとなる。
山道で車体も揺れるし、がたがたするし、
眠れる感じではなくなっていた。
2時間ぐらい走ったところでバスが停車。
ここは…民宿?
バスから女の子が数人降りていった。
彼女らの行く手をバス車内から見守っていたのだけれど
民宿からおばちゃんが出てきて
おばちゃんが運転してきたバイクに
彼女らのスーツケースを載せてどこかへ走り去っていった。
ここで泊まるわけではないのか…???
それにしても長く停まってるなと思ったら
どうやらここがトイレ休憩スポットのようだった。
何分ぐらい休憩するのかさっぱり分からず
今出て、私がいない間に出発されても怖いなと思ったけれど
外で休憩してた運転手のおっちゃんを見つけて
「私、トイレに行くからね」とジェスチャー付きで伝え
安心してトイレへ。毎度のことながらの、
便座が上がってて、しかも縁が泥で汚れている、
この上に載ってしゃがんで用を足してるということ。
私はどうしてもそれができないから
便座を通常モードに下ろして普通に用を足すのみ。
接地してもケツなぞ拭いたらきれいになるねん。
間違えて足滑らせて尾てい骨強打する方が私にとっては怖いよ。
再びバスは阿里山に向けて出発。
私を取り囲むおばちゃんたちは持ってきていた
キャリーバッグをごそごそとあさりだしたと思ったら
出てくるわ、出てくるわ、大量のフルーツ。
スイカ、グァバ、パパイヤ、バナナ…。
うぎゃー、羨ましい。
おにぎりは食べたけどもうお腹空いてる。
そんな私のじっとりとした視線を感じたのか
おばちゃんは私に一つの袋を出して
「お食べ」と渡してくれた。
ひゃほー!! 嬉しい!! 遠慮することなくいただいた。
一つもらったらもうあとは堰を切ったように
「これも」「ほらこれも」「これも食べる?」と
いろんな果物を渡してくれる。
てか、おばちゃんのそのキャリーバッグ、
どんだけ食べ物が詰まっているのだ。
小さな袋に2〜3カットずつ小分けにされていて
その小さな袋が一つの大きな袋にいくつか入っていて
その大きな袋がさらにいくつもバッグに入っている。
もらったものはすべてありがたくいただいてパクパク。
そして最後にはお菓子まで。
杏仁味の粉をかためた柔らかめの干菓子、
口の中の水分を全部奪う系。
たくさんフルーツをいただいて潤った私の口が
この一片で一気に乾いたDE!!
でもこういうおばちゃんのお裾分けカルチャー、
どこの国でも一緒な感じがして嬉しいし楽しい。
高度がどんどん上がってくる。
途中、車窓からは茶畑も見えた。
出発して3時間弱。バスが停まったので
阿里山に到着か…!!!? と思ったら
着いたのは着いたのだけれどもここで一旦降りて
なにやら手続きをしなければいけない模様。
阿里山は国家森林公園に指定されていて
このゲートの先に行くためには
入園料1人150元を支払わなければいけない。
ここで全員が支払うまで先に進めないためまあまあ時間がかかる。
バスを降りると空気はかなりひんやりとしていて気持ちが良い。
山肌には白いカラー(海芋)がたくさん咲いていた。
全員が入園料を支払ったところで三度バスは出発。
そこからは5分ほどで終点の「阿里山」バス停に到着した。
ここまでの所要時間は3時間10分。
12時前に嘉義を出て阿里山に15時前…いやー、かかるなあ。
でも無事到着できて良かった、良かった。
さあ、次はホテルにチェックインだ。
つづく
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今日は台北を離れ、阿里山へと向かう。
ずっと切望していた日出を見るため。
懸念していた天気はギリギリ、もつかどうか。
阿里山現地での動き方がいまいちよく分からず
なるべく身軽で行った方がよかろうと
(この先は阿里山→嘉義→鹿港→帰国の予定ゆえ)
リュックサックに最低限の着替えなどの荷物を詰め
スーツケースは空港に預けてから出発することにした。
桃園空港には「ペリカン宅配通」なる宅配便の窓口があり、
(第1・2両ターミナルにあります)
そこで1日100元で荷物を預かってくれるサービスがある。
営業時間は6時〜23時なのでその間に引き取れれば良し。
空港行きのリムジンバス、國光客運に乗り込む前に
バスターミナルにある洪瑞珍でサンドイッチを買って
帰国のために先に空港に向かった友人きよん&Lに
朝食がてら持って行こうと思っていたのに
営業開始時刻の9時になっても開く気配ゼロ、
ちょっと待ってみたけど開く気配やっぱりゼロ、
諦めて空港に向かうことにした。
もうなんでよなんでよ、営業時間にちゃんと開いてよ。
(わりとアバウトよね−、しゃーないよねー。)
空港に着いたらすぐさまペリカン宅配通の窓口に行き、
スーツケースを預けてリュックサック一つになったところで
いざ阿里山へ。ルートとざっくりとした時刻は調べたけど
最新情報かどうかも分からないからあとは成り行き任せじゃい。
L.L.Beanのクラシック・コンチネンタル・リュックサック、
わざわざこの旅のために買ったっつーの。
容量あるし、ポケットいっぱいで結構使いやすい。
ただし、“今どき”な素材じゃないからやや重い。
こまめに記録しますよ、
桃園空港からまず高鐵の桃園駅に向かう。
片道30元、所要時間は15分ほど。
午前10時、高鐵桃園駅に向けて出発。
高鐵桃園駅からは新幹線で嘉義へ。
駅に着いて一番最初に乗れる10時21分の便に飛び乗った。
片道920元、所要時間は約1時間。
嘉義に到着。
ここから阿里山行きのバスに乗り換える。
台鐵嘉義駅からは比較的本数が出ているけれども
高鐵嘉義駅からは10時10分、11時40分の2本だけ。
(台湾好行の運行日や運行時間はよく変わるので注意。)
なんで午前中に2本だけなのか、と思うのだけれども
阿里山に到着してから実感することになる。
ああ、これ以上遅く出たら全然ダメだと。
11時40分に乗れなかったら
台鐵駅に移動して、とのんきに考えていたけれど
幸い嘉義に到着したのは11時24分で十分間に合う時間。
それでも昼食をしっかり食べる余裕まではないので
駅のコンビニでおにぎりとフルーツ、飲み物を買い込んだ。
台湾好行というバスの阿里山線-A線に乗車。[こちら]
ちなみに台鐵嘉義駅から出ているバスは-B線。[こちら]
料金はバスに乗り込む際に運転手に支払うシステム。
片道276元でジャストの小銭がなかったけれど
お釣りを出してもらえた。席は自由席。
平日だけどもそこそこバスはいっぱい。
途中のバス停からも地元客がぼちぼち乗り込んで
ほぼ満席になっていた。
一番後ろから2列目の窓際の席で
最初はがら空きだったのだけれども
あとから乗り込んできた地元のおばちゃんグループに
サイド&バックを見事に取り囲まれる形となっていた。
バスに乗車してからわりとすぐに眠くなり
1時間ほど寝たと思ったら車窓風景ががらりと変わっていた。
たった1時間でもうこんな山の中に…!!?
だんだん高度が上がってきて耳が少しキンとなる。
山道で車体も揺れるし、がたがたするし、
眠れる感じではなくなっていた。
2時間ぐらい走ったところでバスが停車。
ここは…民宿?
バスから女の子が数人降りていった。
彼女らの行く手をバス車内から見守っていたのだけれど
民宿からおばちゃんが出てきて
おばちゃんが運転してきたバイクに
彼女らのスーツケースを載せてどこかへ走り去っていった。
ここで泊まるわけではないのか…???
それにしても長く停まってるなと思ったら
どうやらここがトイレ休憩スポットのようだった。
何分ぐらい休憩するのかさっぱり分からず
今出て、私がいない間に出発されても怖いなと思ったけれど
外で休憩してた運転手のおっちゃんを見つけて
「私、トイレに行くからね」とジェスチャー付きで伝え
安心してトイレへ。毎度のことながらの、
便座が上がってて、しかも縁が泥で汚れている、
この上に載ってしゃがんで用を足してるということ。
私はどうしてもそれができないから
便座を通常モードに下ろして普通に用を足すのみ。
接地してもケツなぞ拭いたらきれいになるねん。
間違えて足滑らせて尾てい骨強打する方が私にとっては怖いよ。
再びバスは阿里山に向けて出発。
私を取り囲むおばちゃんたちは持ってきていた
キャリーバッグをごそごそとあさりだしたと思ったら
出てくるわ、出てくるわ、大量のフルーツ。
スイカ、グァバ、パパイヤ、バナナ…。
うぎゃー、羨ましい。
おにぎりは食べたけどもうお腹空いてる。
そんな私のじっとりとした視線を感じたのか
おばちゃんは私に一つの袋を出して
「お食べ」と渡してくれた。
ひゃほー!! 嬉しい!! 遠慮することなくいただいた。
一つもらったらもうあとは堰を切ったように
「これも」「ほらこれも」「これも食べる?」と
いろんな果物を渡してくれる。
てか、おばちゃんのそのキャリーバッグ、
どんだけ食べ物が詰まっているのだ。
小さな袋に2〜3カットずつ小分けにされていて
その小さな袋が一つの大きな袋にいくつか入っていて
その大きな袋がさらにいくつもバッグに入っている。
もらったものはすべてありがたくいただいてパクパク。
そして最後にはお菓子まで。
杏仁味の粉をかためた柔らかめの干菓子、
口の中の水分を全部奪う系。
たくさんフルーツをいただいて潤った私の口が
この一片で一気に乾いたDE!!
でもこういうおばちゃんのお裾分けカルチャー、
どこの国でも一緒な感じがして嬉しいし楽しい。
高度がどんどん上がってくる。
途中、車窓からは茶畑も見えた。
出発して3時間弱。バスが停まったので
阿里山に到着か…!!!? と思ったら
着いたのは着いたのだけれどもここで一旦降りて
なにやら手続きをしなければいけない模様。
阿里山は国家森林公園に指定されていて
このゲートの先に行くためには
入園料1人150元を支払わなければいけない。
ここで全員が支払うまで先に進めないためまあまあ時間がかかる。
バスを降りると空気はかなりひんやりとしていて気持ちが良い。
山肌には白いカラー(海芋)がたくさん咲いていた。
全員が入園料を支払ったところで三度バスは出発。
そこからは5分ほどで終点の「阿里山」バス停に到着した。
ここまでの所要時間は3時間10分。
12時前に嘉義を出て阿里山に15時前…いやー、かかるなあ。
でも無事到着できて良かった、良かった。
さあ、次はホテルにチェックインだ。
つづく
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