_trip 3度目の中国 4日目

11月19日(周二)

昨日は暗闇の中、持参のライト(前回に夜行列車に
乗ったときに購入、めちゃ便利!)を使って
日記ハガキを書き終えてからすぐに寝てしまっていた。

なんとなく車内放送が騒がしくて
電車も動いてる気配がないなあと思って目が覚めたら
窓の外は真っ白な雪景色。



放送をなんとなく聞き取るに、
雪で電車が止まってしまって到着が遅れそうな感じ。
1時間ぐらいとか言ってるんかな。
せっかく目が覚めたので朝の身支度を済ませる。
Iちゃん&サクラちゃんはまだ寝てるかもしれないので
正規の到着時間1時間ぐらい前を目処に移動するとして
しばらく自分のベッドで待機。
向かいの上鋪にいたお兄さんが、パンと
ヨーグルトドリンクとリンゴをくれた。優しい。
それから筆談でお話。
彼は上海の人で、船員の仕事をしていて
日本にも行ったことあるよとのこと。
来年は万博もあるし、良かったらおいでと。
でもって、困ったときは連絡しておいでと
電話番号とQQ番号を教えてくれた。
QQって本当にすべての中国人(特に若い子)の
共通の連絡手段じゃないかと思うほど
QQ番号をみんな持っているのだね。

10時前、そろそろ起きてる頃かと
みんながいる車両に移動したら
明らかに寝起きっぽい二人。
しかもぐったりと疲れていた。
聞くと、下鋪にいた赤ちゃんが
夜通し「奶奶(おばあちゃん)!奶奶!」と泣き続け、
熟睡できなかったらしい。そんなことが…。

前夜、あんなことがあったために
Sちゃんとは一気に結束感が高まっていた。
コンサートの動画を見たり、雑誌を見たりしながら
フラワーズのことをいろいろと話して過ごす。
私がiPodに入れている動画を見て彼女はびっくり。
私がダウンロードして入れていた動画は
彼女が土豆(日本からはアクセスできない)から
YouTube(中国からはアクセスできない)に
アップロードしたものだったのだ。
香港は土豆もYouTubeも両方アクセスできるから
土豆を見られない人のために、って。
実は彼女のメルアドを教えてもらったときに
そのアカウントネームからそれは分かっていて
「あなたのおかげで私は彼らの動画を見れているんだよ」と
心からお礼を言った。
当時、YouTubeにはフラワーズ関係の動画はとても少なくて
その中でも「これ、いい!」と思う動画を上げてくれていたのが
香港のmusicplayerhkさんだったのだけれど
まさしくそれが彼女。
こんな偶然ってあるんだなあとびっくりする。
「いつからファンになったの?」と聞かれて
「彼らを知ったのは'07年の11月で
中国旅行中にたまたま見た「大喜宙」のMVに
ヤラレタんだよ〜」と話をしたら
彼女もまったく同じ時期に聴いた「我的果汁给你一半」からだそうで
なんとなくの偶然の重なりがうれしくて、とても盛り上がった。
彼女は22歳、私は31歳、この年の差を、
このジェネレーションギャップをフラワーズが埋めてくれた。
すごい、共通の趣味の威力って本当にすごい。




1時間ほど遅れて上海駅到着。
ああ、到着。無事上海に着けた。
一時はどうなることかと思ったけど
無事に上海の地を踏むことができました。
神様仏様、本当にありがとうございます。



ちょうどお昼時だったので
Sちゃんも一緒に駅前の李先生加州牛肉面を。
ここにSちゃんの上海の友人が迎えにくるとのこと。
「今日はどこに行くの?」と聞かれたので
田子坊に行くことを伝えると
自分も一緒に行きたいという。
1時間以上待ってやっとサクラちゃんの友達のサラちゃんが到着、
これから互いに一旦宿泊先に行って
再び田子房で集合することにして一旦解散した。

駅前からタクシーに放り込まれて到着したのは
Pで予約してもらったユースホステル、Le Tour。
オサレな洋館風の建物で、内装もなかなかかわいい。
Pでもらったフライヤーを持参したら割引もしてくれた。
上海には暖気(集中暖房)がないと聞いていたので
心配していたエアコンの存在も無事確認でき、
室内も清潔、ベッドもふかふかで満足。
シャワーの湯温および湯量も申し分なし。
市街地からちょびっと離れているからか
宿泊客も少なくていい感じ。

いそいそと支度して田子坊へ。
地下鉄で陜西南路駅まで行って
そこからタクシーで10分ぐらい。
路地に古い洋館が建ち並び、そこにはアトリエや
いろんなお店が入っている場所。
到着した頃にはすっかり暗くなっていて
景色もくそもない状態。
アトリエといっても、ギャラリーじゃなく
おかん好みだったり、ファンシーめだったりな
お店が多くて意外にこれというものが見つけられず。
気づいたらサクラのもう一人の上海の友達、
大魚も合流していて、5人でごはんを食べることに。

田子坊であちこちぐるぐる回ってもこれというものがなく
「何でもいい、多少汚くてもいいから
地元の人が行くようなお店に連れて行って」と
お願いしてみたら、田子坊から少しだけ歩いたところにある
麻辣烫のお店に連れて行ってくれた。
冷蔵庫の棚に並んでいる野菜やキノコ類、豆腐類、
あとは肉や魚などから好きな具材を選んでカゴに入れ
最後に麺を選べば、それらが一緒くたに煮られて出てくる。
(辣がいるかいらないか聞かれるので
辛いのが苦手なら不要、少しだけなら一点と応えればOK。)




見た目はかようなカオスな趣きなのだけど、
一口食べるとこれがめちゃくちゃ旨い!!
しかも最初どんな料理になるのか想像がつかなかったので
適当に具材を選んで10種類以上入れまくったのに
14元(200円弱)とはこれいかに。
Iちゃんと二人だったら絶対無理だったなと言いつつ
(段取りがさっぱり分からないから)
地元上海の味を満喫。

食べ終わったら今度はどこかに移動する模様。
まったく分からないまま、タクシーに別れて乗車して
着いたのは、おそらく新天地。
何かあるのかなあと思ったら、
とりあえず来てみただけっぽく(笑)
Iちゃん+私の“チームおばはん”はすっかり歩き疲れて
「お茶でもしたい!」とごねたところ
スターバックスに入ってくれた。
(コーヒー飲むと眠れなくなるから、と最初断られたけど
 コーヒー以外のメニューもあると説得。純朴すぎる!!)
2Fのソファ席を陣取ってやっと一息。
ただし、注文したのは私たちだけ、
残りの3人は久しぶりの再会で
きゃっきゃとしているだけだったけど。
若い、若いし、かわいいのだよね。
ミルクティーをすすりながら彼女たちの行動をじっとり観察。
かばんから出てくるのはこれでもか、なファンシーアイテム。
Iちゃん曰く「“これ、好きだと思って〜”って
めっちゃファンシーなクリップとかあげてたよ」と。
アジアの女子ってファンシーグッズが本当に好きだね。
日本なら中学生ぐらいが喜ぶようなアイテム。
見ているだけでも微笑ましい光景。
それから写真撮影大会。



このあと、花蜜だけで写真を撮ろうとも言ってくれて
20歳と22歳と31歳(ワシ)が花のぬいぐるみを持って収まる。
ははは、なんじゃこりゃ、でも楽しいね。
スタバを出たら出たで突然サクラが「愛火焼」を
大声で歌いだしたので私も乗っかって歌い、踊る。
さらに恥ずかしがる大魚も巻き込んで
新天地の一番大きな交差点のところで
ガッチリとフリ付きで
「亲爱的燃烧吧~燃烧吧~火苗~~~♪」とね。
旅の恥を書き捨てて参りました…!!!!

20時を過ぎた頃、解散。
明日はどこにいくのと聞かれたから
M50に行くよと話をしたら
Sちゃんも興味があるから行きたいとのこと。
明日も行動をともにすることに。

陜西南路駅でサクラ&サラとは別れ、
偶然駅が同じだった大魚とも
金沙江路駅前で別れて、今日はおしまい。
おやすみなさい。

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