_trip 杭州〜武義バックパック旅 龍井茶を求めて('12年10月中国旅)

朝食後、杭州駅へ武義に向かう列車の切符を買いに行って
それからバスで西湖見物にでも行こうかとバス停で並んでたら
近くにいたおばちゃんが話しかけてきてくれました。
日本から来た、これから西湖に行く、
そんなよもやま話をしていたら
おばちゃん曰く「西湖なんておもしろくないから
龍井村に行きなさい」とのこと。
龍井村は言わずと知れた龍井茶の産地。
西湖の周辺にも龍井茶が楽しめる茶館や茶葉店はあるけど
おばちゃんは「絶対に龍井村の農民茶を買わなきゃダメ!」。
高級な獅峰龍井茶も農家で直接買えばかなり安く買えるらしい。
獅峰龍井茶と言えば中国十大銘茶のひとつですよ。
「お父さんお母さんに買ってあげなさい」と。
行き方を聞いたら、バスで新新飯店というバス停まで行き、
そこから龍井行きのK27路バスに乗り換えて20分ほどとのこと。
どっちみち夜までの過ごし方を決めてなかったし
おばちゃんに言われるがままに龍井村を目指すことにしました。
バスを待つ間、
「絶対に茶葉は農家で買いなさい」
「お父さんお母さんに買っていてあげなさい」
と何度言われたことか。もうわかった、わかったから!

もう少し先まで行くおばちゃんとは
新新飯店のバス停のところでお別れして
言われたとおり、K27路のバスを待つことに。
さすればそこにいた別のおばちゃんがまた話しかけてくれた。
龍井に行くことを伝えたら、ここでK27路を待ちなさいとのこと。
西湖がすぐそこなので、待っている間ちょっと見にと思ったら
「西湖なんておもしろくないよ。きれいじゃない。
ここでバスを待ちなさい」と我らを制止して行かせてくれない。
なぜここらへんのおばちゃんは西湖をそんなに嫌うのか謎。
しかもこのおばちゃんもまた
「絶対に茶葉は農家で買いなさい」
「お父さんお母さんに買っていてあげなさい」
と繰り返すのです。
なんだなんだ、これはなにかの罠なのか?
こういうふうに言えって教育されているのか?



もうすっかり季節は秋ですね。
プラタナスの大きな落ち葉がとてもきれい。



左がくだんのおばちゃん。
「私は写真が好きじゃない」といって
顔を向けてくれませんでした。



終点の一つ前の龍井茶室バス停で下車。
おばちゃんも一緒に降りて、
こっちこっちとわれらを導いてくれます。
土曜日なので近隣の観光客の車がいっぱい。
道ばたにはすてきそうな茶館やら茶葉店やらが並びます。
けれどおばちゃんはそこには一切目もくれずに
ひたすら奥へ奥へと突き進んでいきます。
もうなんかようわからんけどわしらはついて行くのみ…。

観光客の姿もまばらになったところで
一つの茶農家のおうちとおぼしき建物へ。
おばちゃんと、そこのおっちゃんがなにやら会話。
「この子ら、日本から来たらしい。
お茶飲ませてあげて」みたいな?
わしらは言葉を発する暇もなく、
出された熱々のお茶をいただいたのでした。



茶葉も見せてくれました。
手摘みの最高級獅峰龍井茶とのこと。
香りが抜群にいい。味わいも深くて、感動レベル。
龍井茶ってとにかく日本で買うと高くて
個人的にはお湯にちょっと香りがついてるぐらいの印象。
しかも新茶の時期(3月4月)からだいぶん経ってるから
味も香りも落ちてるんだろうなあと期待してなかったのに
なんておいしいんでしょうか。
今まで飲んだ龍井茶で確実に一番おいしかった。

で……?

おばちゃんは「あとはよろしく」とばかりに即行立ち去って
この茶農家のおっちゃんとわしら、どうしたらいいの?
おっちゃんは「当然お茶買うよね 」的なテンションだし
わしらもお茶を飲ませてもらっている手前、
何も買わずに立ち去ることは不可能。(つか、ここどこ!?)

ちなみにお値段を聞くと100g 100元って超破格。
日本で獅峰龍井と言えばその3倍ぐらいは平気でします。
でもわしらってば、もともと龍井に来るなんて思ってなくて
お金をあまり持ってきていなかったのです。
ここが茶館とかで、すてきな景色を見ながらのお茶とかなら
もう少し頑張れたのだけど、このあとまた茶館で
お茶することを考えるとここでお金使えない…。

日本人のクセに貧乏でほんとにすみません。
一人50gずつの小分けにしてもらって二人で100元。
おっちゃんもすごく残念そうだったけれど
申し訳ないとしかいいようがございません。
でもってわしも残念ですよ、
だってすごくおいしいお茶だったから。
小さな小袋を携えておっちゃんのもとを後にしたわれら。
申し訳なかったけど、すごくいい買い物をした気分で
ほくほくしながら来た道を戻っていきました。

だけど心残りは、やっぱり景色のいい茶館で
お茶を飲みたかったなということ。
さっきいただいたのはお茶は抜群だったけど
ロケーションはおっちゃんちの茶の間(玄関先)で
さらにおっちゃんの熱い視線に包まれながらだったので
落ち着かなくて落ち着かなくて。

ということで…



戻る途中で見つけた塑云楼という茶館へ。
お店までは広い広い茶畑が広がります。




ひまわりの種と乾菓付きで一人50元。
高い…高いけど仕方ない。





お茶の味はたぶん、まずくはないんだろうけど
さっきのお茶があまりにおいしすぎたので
比べてしまうと足もとにも及ばない感じ。
ま、イートインだしそんなもんかもね。
景色は良し。遠くの方では今日結婚式があるらしく
激しく爆竹が鳴り響いておりました。



1時間ほどお茶を飲んで、バス停へ。
再びK27路に乗って終点まで行けば西湖の近く。
でも戻った頃には前日レベルに日が暮れていて
結局明るい時間の西湖は一切見られずだったのでした。

龍井村に行くときは必ず農民茶を買いましょう。
龍井村に行くときはそこそこお金を持っていきましょう。
お父さんお母さんの分まで買うとなるとまあまあ必要です。
龍井村に行くときは時間にゆとりをもっていきましょう。

つづく

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コメント

  1. お久し振りです!!
    先日はコメントありがとうございました(^^)

    その後も台湾や中国など、
    いろんな所を旅しているんですね♪

    小美さんのブログの写真が
    雑誌に載っているようなステキな写真なので、
    いつも小美さんの写真と旅の話を
    楽しみにしています。

    私は3年前の花儿のコンサート以来
    海外には行っていないので、
    そろそろどっか行きたいです(^^;)

    また旅の話を聞かせて下さいね!!

    返信削除
  2. まこねーやんさん>
    こっちにまでコメントもらってすみません〜!
    全然花兒と関係ないのに…ありがとです^^
    台湾と中国は好きで旅はやめられないですね。
    大陸行きは久しぶりだったので大張偉の番組観覧とか
    ないかなーってずっとチェックしてたのですが
    タイミング合いませんでした…残念!

    わたしの下手くそ写真を誉めてもらってうれしいです。
    ただただ最大サイズにして
    迫力だけでごまかしてるという説も(笑)
    これからもよろしくです。
    なにか花兒の情報ゲットしたら教えて下さいね!

    返信削除

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