_movie 『あの頃、君を追いかけた』

『あの頃、君を追いかけた(原題:那些年,我們一起追的女孩)』
@梅田ガーデンシネマ
http://www.u-picc.com/anokoro/

本国台湾での公開から2年、
やっと日本でも上映されました。
公開当時、多くの台湾人の友達が観に行って
おすすめしてくれた本作。
人気小説家、九把刀(ジゥバーダオ)の初監督長編作品。
もちろん脚本も彼の手によるもので
実話に基づくストーリーとのこと。
主人公のコートン=監督、ということです。
チラシが日本のデザインがあんまりイケてないので
台湾のも一緒に載せておきます。
…もう!なんでこんなにかわいくないの!
タイトルの書体がかわいくないんかしら。ぷんすか。










主人公たちが高校生だった1994年から
大学を経て、社会人(一部大学院生)となった2005年までの話。
1997年に大学入学というから私より1つ下になるんかな。
そんなこともあって思いっきり親近感。

下品、お下劣、おバカ、
いろいろ噂は聞いていたけれどまさにその通りで
「男子ってアホやなー、永遠に中2やなー」みたいな
エピソードが満載。日本も台湾も、国は違えど
男子の思春期特有のアホさは変わらんなと思いつつ
(でも少なくとも私が経てきたクラスではここまで
欲望に正直に生きてる男子はおらんかったけれど)
ほほえましく観ました。
やー、高校時代とかは女子も女子で、
男子がつるんでアホなことをやってるのを
「もう、バカなんだからー」みたいな
ちょっと上から目線で眺めるのが好きだったりするやん?
例えばジャニーズとかのグループ萌えもそういう要素あるやん?
自分が高校時代好きだったのもこういう
やや変態めいたというか、あほというかそんな子だったなあ、とか
自分の青春と照らし合わせてだいぶん甘酸っぱくなりましたよ。
主人公のコートンをあの子に、
ヒロインのチアイーをわしに当てはめながら…はさすがに
ビジュアル面が遠すぎて諦めましたけれど。


同じクラスのむかつく優等生女にいつしか引かれ始めて
そんな彼女も落ちこぼれの主人公が気になって
なんだかんだで最終的にはハッピーエンドみたいな
そんな分かりやすいお話しかと思ったけど、意外とそうとはいかず。
それが逆に真実味があるというか、
そんなマンガみたいなラブストーリー、そうそうないもんね、であり
コートン的には自分がなにが間違ってたか分からんやろうから
後悔とかはないのでしょうな。
オレ、あんなにがんばってたのになんで伝わらんの?
女の子ってわからんなあ、みたいな思いを抱えたまま
ケンカ別れしたヒロインは別の男と結婚してしまった。
すっかり大人になった今、目を細めながらそんな10年全部ひっくるめて「青春だったなあ」と思う。
観てる側も、青春ってそういうものよねーみたいな
共感をしながら観る、そんな作品。
 色んな小ネタが仕掛けられているっぽかったから
台湾人だったら 「あー、あの当時あったなー」みたいな
共感ももっとあったのかもしれない、と思うと悔しい。
それが分からんがゆえに、時々小ネタが面倒臭いというか
そこでいちいちほりこんでこんでええからと
萎えたシーンがいくつかあったのも正直なところ。

ちょっと期待しすぎていたかな。

台湾の青春映画という前提から
音楽すてき、映像すてきと思い込んでたけど
そういう方向性ではなかったです。
勝手に『九降風』 をイメージしすぎてた。

それにしてもミシェル・チェン、驚異の童顔やな。
もう30オーバーだというのに高校生に違和感なさすぎる。
あとコートン役の柯震東がめっちゃ男前なのは言わずもがな、
なにげにそれより気になったのは年がら年中勃起している
勃起(ポーチ)役の鄢勝宇くんですよ!!!
どことなく蘇打綠の青峰に似てない?
青峰の顔が好きとかは思ったことないけど
今回の彼にはなぜか惹かれてしまった。
マッシュルームヘアに黒縁眼鏡、笑顔がキュート。
もうすでにFacebookの彼のページも「いいね!」したもんね。
パンフレットを見ると『墾丁は今日も晴れ!』『君につづく道』
『ハートに命中!100%』などなどわしがこれまで観てたドラマに
脇役として出ているようで、前2つは録画したDVDあるから
ちょっと見返してチェックしないといけません。きゃほ! 
去年東京国際映画祭で上映された『パンのココロ(原題:我的麵包魂)』にも
出演しているみたいなので日本でも一般公開されてほしい。
それに出ている陳漢典(個人的に、大泉洋にしか見えない)も
ずっと気になる存在だったりします。きゃほ!

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