_trip ホテルは旺角、雑居ビルのなかーその2('11年2月香港旅)

いよいよホテルにチェックイン。
こちらが私がお世話になる金海賓館。



趣は雑居ビルの一室というか
マンションの個人宅の入り口というか
そんな感じです。



入ってすぐ右に小さいカウンターというか
テレビも置いてる1畳ほどのスペースがあって
そこでチェックインの手続きをします。
宿主の夫婦の詰め所みたいなところ。
その奥に3つほど部屋の扉が見えました。

予約をしてもらうとき友人には
窓があるツインルーム(を独り遣い)で
お願いしていたのだけれど
おっちゃんが言うに、窓のある部屋は今晩
別の人が泊まっていて明日から空くとのこと。
だから今日は別の部屋に泊まってねと。
その部屋には窓はないけど他の部屋より広くて
本当は350HK$なのだけど明日から泊まる部屋と
同じ280HK$にするから勘弁してね、みたいな。
拒否する理由もないので了解して今日の部屋へ。

その部屋はこの入り口の奥の部屋ではなく
同じフロアのもう二つ奥の入り口から入る。
そこにも3つほど部屋があって
ここには常駐する人はだれもいない。




部屋はこんな感じ。
スペース的にはもう、見えてるだけです。
広さはそれぐらい。ちなみにこれは“アフター”。
実は部屋に入ったときは、今さっきまで誰かいましたよ的な
ベッドの感じ、部屋の床にもトイレ&バスにも
髪の毛やらゴミやらがいっぱい、という状態で
「あ、これこそが安宿の洗礼か」 と腹をくくるワシ。
とりあえずベッドを整え、
落ちてた汚い雑巾かもしかしたらタオルで
髪の毛を拾い集め、拭き掃除。
いいよいいよ、安いんだし、これぐらい自分でやるよと
そそくさと作業していたらおばちゃんがやってきて
「ああ、ああ、やるよ、やるよ」と。
どうやら単純に掃除がまだだったみたい。
おばちゃんがシーツを取り替え、ゴミを掃き取り、
モップで床を拭いて5分ぐらいで掃除完了。
で、先の“アフター”のきれいなお部屋となっております。

これをきれいと思えない人は向いてないから
香港の安宿には泊まるべからず。

ベッドからドア側を見る、の図。



きれいにはなっているものの
微妙に全体的に汚れているのはもう致し方ない。
そういうもの、としてスルーします。
テレビがついているし、とりあえずいいじゃないか。



ちなみにこのテレビ、
5、6チャンネルぐらいしか写らなくて、
そのうち1チャンネルはなぜか防犯カメラ映像。
どこが写ってるんかなと思ったら
ビル1Fのエレベーターホール周辺とエレベーター内。
その映像、いるか?
どちらかというとこの部屋の入り口、もしくは
この部屋が入ってる部屋(ややこしい)の入り口に
あるべきではないだろうか。

気づいたのだけれども香港の安宿というのは
フロント(的な場所)に常に人がいて守られているのではなく
もう自分の部屋の前までは比較的誰でも入ってこれる。
特にここは宿主のおっちゃんおばちゃんもいない。
ノックされてもドア窓がないから相手の顔が見えない。
もしかしてめっちゃ怖いんちゃうん、この構造。
せめて覗き穴だけでもつけてほしい。
(そんなん作ったら銃口突きつけられて殺られるとか!?
それはまあ考え過ぎか。)

部屋紹介、最後にトイレ&バスルームをご案内します。



これです。
あくまでトイレではなく
トイレ&バスです。
上にシャワーが見えているでしょう。
普通は多少離れているものだけれども
もはやここは便器を濡らさずにシャワーは不可能。

やーー、そうですか、そうですよね。だって安いもん。
でもいいよいいよ、シャワーが付いてるだけ良い。
トイレも水洗だし、多分それなりに慣れると思う。

住めば我が家。

明日移動する窓がある部屋はどんなんかな。


つづく!

(香港旅一つ前の記事はこちら

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