_trip 墾丁/屏東彩稻生活節2016('16年4月台湾旅)
2016年4月22日(五)
お金をちゃんと持って来てさえしていれば
今日は早い目に恒春を発って
友達と合流する午後までに
高雄郊外の美濃というところに行くつもりだった。
けれども、もう、無理だから。
お金がないから。無理だから。
代わりにどこに行こうかと考えて
旅の前から気になっていた
「屏東彩稻生活節2016」を見に行くことにした。
開催されるのは分かっていたけれどいかんせん
どこでどんな風にやっているのか判然とせず。けれど、
恒春に来たらイベントのポスターが各所に掲示されていて
ちゃんと開催されていることを知った。
宿の李媽に聞くに、前に一度開催していて今回は2回目。
田んぼの稲で描かれた絵とかがあって、
「きっと楽しいよ」とオススメしてくれていた。
会場に向かうバスは恒春バスターミナルから出ている。
30分おきに出ているようだっただけれど、さっき1本出たばかり。
それ用の時刻表も貼ってあったため、てっきりイベント会場と
ターミナルを往復する専用バスだと思っていたら
思いっきり普通の路線バスだったためそれだと気付かず
次に来た1本も乗り逃してしまい
無駄にターミナルで1時間近く待ちぼうけする羽目になった。
やっと来た次のバスに乗り込み、
私がずっと待ちぼうけ食らっているのを知っていた
ターミナルスタッフの兄さんが
まごまごする私の代わりに運転手から切符を買ってくれた。
(というか、1本バスを逃した段階で
「なんで近くにいたのに教えてくれないの!
私が行きたくて待ってたの知ってたくせに!!」とその兄さんに
ややギレしたくだりがあったため、
面倒臭そうにではあるけれど手伝ってくれたのだった。
うるさいばばあがすまんこってす。)
会場の最寄りは「龍水」というバス停らしい。
※台湾のバスは車内放送がないことが多いので乗車時に運転手さんに
「ここに行きたい」旨、伝えておくことが賢明。
恒春バスターミナルから10分ほどで会場に到着。
平日の午前中だからか、人がほとんどいない。
どうやらこのコンテナを積み上げたみたいなところが
このイベントのメインっぽい雰囲気。
スタッフのおばちゃんに促されるままに階段を上る。
すわ!!
これか、李媽が言うてはった田んぼアート。
葉の色が異なる4種類の稲の苗で作られているという。
予想していたより規模が大きくて感動した。
こうなるように計算して田植えがされているわけで、
参加した人もこんなばっちり育って嬉しいだろうな。
田んぼアートの展望台の階段を降りてきたところには
地元の農産物や加工物を売る物販ブースもいくつかあった。
中でも近くにあるという有機バラ園のアイテムは
香りがすごく良くて、バラウォーターは特に気に入った。
けれど、なんしお金がないもので(泣)。
田んぼアートのほかにも、
会場には自然素材で作られた作品が点々と展示されているのだけど
田園を借景に、なんとも癒やされる風景であることか。
台湾って、こうやって景色を「枠る」ん好きよね。
展示だけでなく、週末を中心に、
レストランや食堂のシェフが料理を振る舞ったり、
星空をみんなで見るであったり、
イベントもいろいろ催されている模様。
残念ながらど平日の午前中にはそういうものには遭遇できなかったけれど。
このイベントについて詳しいことはよく分からないけれど
見た感じ、会場の運営スタッフは皆、おっちゃんおばちゃんで
おそらく地元の人が交代で担当している、そんな感じだった。
だからかとってもとってもとっても牧歌的。ああ、平和だ。
日本でも各地でアートフェスが開かれているけれども、
こういう手作りの、
「あるものを最大限生かしている」この感じ、
すごくいいよね。
来られて良かった。
恒春、しみじみ、いい町だったな。
ものすごく暑いんだけども、嫌な暑さじゃないこの感じ、
なんなんやろうね。湿気がおだやかというか。
これが、「恒に春」と言われる所以なんかしらん。
なにもないけどまた来たいと思うほど、好きになった。
つづく
(1つ前の記事はこちら)
お金をちゃんと持って来てさえしていれば
今日は早い目に恒春を発って
友達と合流する午後までに
高雄郊外の美濃というところに行くつもりだった。
けれども、もう、無理だから。
お金がないから。無理だから。
代わりにどこに行こうかと考えて
旅の前から気になっていた
「屏東彩稻生活節2016」を見に行くことにした。
開催されるのは分かっていたけれどいかんせん
どこでどんな風にやっているのか判然とせず。けれど、
恒春に来たらイベントのポスターが各所に掲示されていて
ちゃんと開催されていることを知った。
宿の李媽に聞くに、前に一度開催していて今回は2回目。
田んぼの稲で描かれた絵とかがあって、
「きっと楽しいよ」とオススメしてくれていた。
会場に向かうバスは恒春バスターミナルから出ている。
30分おきに出ているようだっただけれど、さっき1本出たばかり。
それ用の時刻表も貼ってあったため、てっきりイベント会場と
ターミナルを往復する専用バスだと思っていたら
思いっきり普通の路線バスだったためそれだと気付かず
次に来た1本も乗り逃してしまい
無駄にターミナルで1時間近く待ちぼうけする羽目になった。
やっと来た次のバスに乗り込み、
私がずっと待ちぼうけ食らっているのを知っていた
ターミナルスタッフの兄さんが
まごまごする私の代わりに運転手から切符を買ってくれた。
(というか、1本バスを逃した段階で
「なんで近くにいたのに教えてくれないの!
私が行きたくて待ってたの知ってたくせに!!」とその兄さんに
ややギレしたくだりがあったため、
面倒臭そうにではあるけれど手伝ってくれたのだった。
うるさいばばあがすまんこってす。)
会場の最寄りは「龍水」というバス停らしい。
※台湾のバスは車内放送がないことが多いので乗車時に運転手さんに
「ここに行きたい」旨、伝えておくことが賢明。
恒春バスターミナルから10分ほどで会場に到着。
平日の午前中だからか、人がほとんどいない。
どうやらこのコンテナを積み上げたみたいなところが
このイベントのメインっぽい雰囲気。
スタッフのおばちゃんに促されるままに階段を上る。
すわ!!
これか、李媽が言うてはった田んぼアート。
葉の色が異なる4種類の稲の苗で作られているという。
予想していたより規模が大きくて感動した。
こうなるように計算して田植えがされているわけで、
参加した人もこんなばっちり育って嬉しいだろうな。
田んぼアートの展望台の階段を降りてきたところには
地元の農産物や加工物を売る物販ブースもいくつかあった。
中でも近くにあるという有機バラ園のアイテムは
香りがすごく良くて、バラウォーターは特に気に入った。
けれど、なんしお金がないもので(泣)。
田んぼアートのほかにも、
会場には自然素材で作られた作品が点々と展示されているのだけど
田園を借景に、なんとも癒やされる風景であることか。
台湾って、こうやって景色を「枠る」ん好きよね。
展示だけでなく、週末を中心に、
レストランや食堂のシェフが料理を振る舞ったり、
星空をみんなで見るであったり、
イベントもいろいろ催されている模様。
残念ながらど平日の午前中にはそういうものには遭遇できなかったけれど。
このイベントについて詳しいことはよく分からないけれど
見た感じ、会場の運営スタッフは皆、おっちゃんおばちゃんで
おそらく地元の人が交代で担当している、そんな感じだった。
だからかとってもとってもとっても牧歌的。ああ、平和だ。
日本でも各地でアートフェスが開かれているけれども、
こういう手作りの、
「あるものを最大限生かしている」この感じ、
すごくいいよね。
来られて良かった。
恒春、しみじみ、いい町だったな。
ものすごく暑いんだけども、嫌な暑さじゃないこの感じ、
なんなんやろうね。湿気がおだやかというか。
これが、「恒に春」と言われる所以なんかしらん。
なにもないけどまた来たいと思うほど、好きになった。
つづく
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