_trip 日帰り花蓮 その1 台湾好行がなくなっていた('14年5月台湾旅)

5月18號(日)

今日は日帰りで台湾東部の町・花蓮に行く。
知ってる、知っていますとも、
日帰りなんかで行くような場所ではないことは。
せめて前夜入りして現地で泊まって
早朝から動き出すぐらいのことはしなければならぬと。
花蓮屈指の景勝地・太魯閣だけでも見どころいっぱいだ。
ただ、今回は諸事情によりギリギリまで予定が決まらず
それでもなぜか花蓮に行くということだけは譲れず
最終的な日程を決めたのが遅くなったがために
さらには日曜日、全席指定の特急列車は軒並み満席で
微妙な時間の出発となってしまった。
現地に着いたらもう昼前。
やー、そんな強行スケジュールでお金かけてまで
なにしにいくんだかね。いやそれでもいい。
今回はまず行くことに意味がある、そういうことだ。
(数年前に台南日帰りをしたときも同じようなことを
自分に言い聞かせていたような。歴史は繰り返すものだ。)

特急が出るのは9時20分。そない早朝でもないくせに
宿でだらだらしすぎて台北駅に到着したのは9時。
あらかじめネットで予約はしてるし
あと20分あるし余裕、と調子こいていたらば
予約番号から切符に引き換えるための窓口が激混み。



おとなしく並んでいたがどんどこ時間がなくなって
9時15分、ついに団体窓口の兄さんに泣きついた。
「なんでもっと早く来ないの!!」と怒られつつ処理してもらい
窓口から出てきた兄さんと一緒に全速力で改札へ、
さらにはそこからホームまで案内してくれて
間一髪、乗り逃しは免れることができた。
ありがとう兄さん、次はもう少し余裕をもって行動するよ。






台湾名物、茶色い駅弁。
この見た目、そしてこの独特の味付け、
当初は苦手で食欲湧かないなとか思っていたのに
いつしか全然平気になっていた。慣れってスゴイ。

台北から花蓮までは特急・自強號で約2時間。







11時30分、ダイヤ通り花蓮駅到着。
さあ問題はここからだ。
目的地、太魯閣(タロコ)までどうやって行くか。



インフォメーションセンターで
太魯閣を予習。(って事前にしてこいよ、だわね。)
太魯閣はなかなか広く、そこにいくつか景勝地があり、
その一つ一つが離れているために、バスで行く場合は
バスを乗り継ぎながら巡る必要がある。
2月までは週末は「台湾好行」という定期バスが
太魯閣の入り口から一番奥の天祥まで
頻繁に往復していたのでそれを使えば
1日でいくつもの場所を巡ることができたようだが
今はそのバスも運休してしまい、残るは路線バスのみ。
あるいはタクシーという方法もあるけれども
おっちゃんに1日2,000元と言われて「沒有那麼多錢」。
なにせ一人なもので、一人で全額払うとなると無理よ。

で、通常の路線バスの場合。

バスターミナルで渡された時刻表を見るだに
バスは1時間〜1時間半に1本程度。
まず次に天祥に行くバスは12時30分で
天祥に着くのが14時10分。
その次に来る折り返しのバスが14時30分。
それだと天祥で見学する時間がないからその次だと16時。
となると…明るいうちに巡れるのはあと1カ所が限界だ。

バスが花蓮駅を出発するまで少し時間があるので
インフォメーションにあった太魯閣の
でっかい紹介パネルを眺めながら、天祥ともう一つ
どこに行くかをしばし熟考…………うむ、決めた、
写真を見た感じ良さげなのは燕子口、ここだ。

花蓮駅〜太魯閣のバスは乗り降りすることを想定すると
1日乗車券250元が便利。バスターミナルで購入をば。





バスはあっという間に満席。
片道1時間40分、太魯閣に向けて出発。

つづく

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