_trip クイロンDEアイドル('11年01月南インド旅4日目)

アレッピー(ALLEPPEY)から次に向かったのは
コラム(KOLLAM/旧名クイロンQUILON)という町。
アラビア海に面した小さな港町といった趣。
ビーチの方には小さくてカラフルな家が建ち並びます。



住宅地とビーチのあいだに太めの道があり
その中央分離帯みたいなところには小魚が干されていました。



そんなビーチを通り過ぎ、向かったのはオランダ教会跡、
タンガッセリー・フォート。今はすっかり朽ち果てて
それだと言われなければ気づかないようなところ。
そこになぜか制服を着た高校生男子風の集団が
たむろっているのが見えました。(今授業中やろ!)



そんな彼ら、私たちの姿を見つけるやいなや、
ものすごいハイテンションで
近づいてきるではありませんか。
もしかして地元のヤンキーか! 絡まれるのか!
と思って身構えるもめちゃ笑顔で好意的な雰囲気。
明らかにインド人じゃない我ら集団が珍しいみたい。
集団のうちのお調子者と思しき子が握手を求めてきたので
それに答えたら、「こいつら安全」と思われたのか
次から次へと握手を求められてもはやアイドル状態。



カメラを構えたらさらにすっごいテンションで喜んで
戸惑う日本人&北インド人ガイドと
みんなで一緒にハイチーズ、とな。

 

やー、田舎の高校生集団ってかわいいな。
若さみなぎる箸転んでもおもろい状態。微笑ましい。

そんな彼らに別れを告げてビーチに戻り、
車を降りて小魚天日干しロードを歩いてみました。
するとさっきのカラフルなおうちから人が出てきて
ほぼ全員が怪訝そうに私たちを見ているのです。
話しかけられるでもなく近寄ってくるでもなくただ見られてる。
その雰囲気がなんか怖くておそるおそる手を振ってみると
笑顔でちゃんと振り返してくれました。
なにせ珍しいのね、ワシら黄色いアジア人が。
観光地じゃないから外国人が見慣れないのだよね。

ある小学校の前では制服を着た小学生男子2人組が
「写真撮って」とやって来たから撮ってあげて
ビューアーでどんな風に撮れたのか見るだけ見て、
その写真ちょうだいとも何も言わずに満足して去ってった。



インドって『電波少年(古!!)』とかテレビで見たりすると
日本人が歩く後ろを関係ない地元のインド人が
ぞろぞろついてくるみたいなシーンがよくあるけど
それに近い感覚をここコラムで体験したのでした。

そう言えば私も小学校の修学旅行の時
京都で初めて外国人というものを見て
興奮のあまりサインをもらったりしたっけ。
その外国人からしてみれば奇異だったに違いない。

ほんの少ししか滞在できなかったけど印象深い町。

つづく!

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