_trip 青葉餃子館で餃子よりもマダムに夢中('11年6月台湾旅)

初めて台湾に来たときに泊まったのが
晴光市場近くのホテルでした。
(と書けばピンと来る人いっぱいおるのだろうな。)
到着したのが23時過ぎでマクドも閉店、
でも腹減ったという私と友人を癒やしてくれたのが
(もうほとんどの店が閉まりかけの)晴光市場でした。
そんなこともあり、晴光市場は私のなかで
少し特別な印象、初めて触れた台湾文化、的な。

という全く関係ない前振りを踏まえまして。
晴光市場の近くにある有名な餃子食堂。
餃子が好きなのでね、前から行ってみたいと
思っていたお店が常青餃子館でした。



お邪魔したのはランチのラストオーダーギリギリの時間。
飲食店の取材というと日本ならアイドルタイムが普通。
でも台湾の場合、特にカフェやレストランじゃない場合は
普通に大混雑の営業中に伺うこともままありまして。
(時間の融通が効かない外国人ゆえ特別かもしれない。)
この日もお店はお客さんで一杯だったのですけれど
入口付近の丸いテーブル席をキープすることができました。

もうわしら、すでに食って食って食って食って結構腹いっぱいの状態。
で、撮影用の料理は、もちろん完食が基本。
もう名物の焼き餃子(鍋貼)だけにしとこかな…
などと一時は弱気な気持ちになっておりましたが…



やっぱり頼んでしまいました、一式。
どこか、こういう「みんなが食べたそうな料理」を
ずらっと見せるところ、必要だものね(って誰に?)。

店の奥にあるかまどの火に鉄鍋(フライパン?)を乗せ、
一面に並べて焼いた名物の鍋貼は20個NT$280。
ここの鍋貼は皮が厚め。
一般的に、水餃子の方が皮が厚いイメージだけれども
こちらのは食感を生かすために
焼き餃子の方を特に厚めにしてるらしい。
すごい火力で焼いてそうやからこれぐらいの方が
外パリ中モッチリの皮が実現できるのかもしれません。
ゆえにものすごい食べ応え。日本ではあまりお目にかからない厚皮焼き餃子。


水餃子(豬)は10個NT$90。
(鍋貼は20個単位ですが水餃は10個から注文できます。)
もっちり系の皮のベーシックな水餃子。

酸辣湯(小)NT$70(酸と辣のバランスがわし好み)、
炒青菜(夏は空心菜、冬はホウレンソウ)NT$100。
ややー、いかにも日本人が大好きなチョイスです。
完全にお前の好きなものやんけという感じですけれど、
でも老闆娘におすすめメニューを聞いたら
まさしくこれだったのだから問題なしですよ。

3人で無我夢中で完食しました。
(この時ばかりは自分で自分を誉めました。)
や、おいしかった。おいしかったけど
個人的に鍋貼は皮が薄めな方が好き。
水餃のごはん代わりには慣れたけど
鍋貼はいまだにおかず感覚が抜けません。

ちなみに、
ここの老闆娘がね、華奢な体でぱっちりした目、
そして絶対オシャレなんだろうなと思わせる雰囲気で
ちゃきちゃきと店内を動き回って
なにやらものすごくカッコイイのです。
今も十分べっぴんさんなのだけれども
若い時はもっとクール系美人だっただろうと勝手に妄想。
なんかいろんな質問を投げかけたいところだけれども
時間もないし、すでにアイドルタイムでお客さんもいなくなり
他のスタッフもどんどん出掛けてしまって
老闆娘がひとりで我らの片付け大変そうだしで
チャンスを逸してしまいました。
やや、なんかしらんがほんとにステキ。勝手にステキ。
店内に飾られている絵はすべて老闆娘の作品なんだとさ。
美大かなんか通ってはったんかしら。

つづく!

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