_trip i met 玛莉美歌 in shanghai('12年10月中国旅)

10月29日(周一)

フィンランドのテキスタイルブランド・マリメッコが
いよいよ中国を本格的をターゲットに定めたか!
てなわけで、マリメッコ=玛莉美歌(ma li mei ge)の
展覧会が上海当代艺术馆(当代芸術館)にて
ちょうど先週末からスタートということで
マリメッコを愛して止まないずんこと一緒に出掛けてきました。
発注しているコートを取りに行くことも想定して
帰りの飛行機の時間から逆算すると滞在時間は1時間だけ。



当代芸術館はわりとこじんまりとした空間。
1階と大きくらせんを描く階段を上がると2階も少々。
最上階にはレストランがある模様なのですけれども
この日はどうやら招待者のみのレセプションがあるようで
どんな感じか見たくてしれっと紛れ込もうとしたのですが、
入口でストップかかりました。えへへ、ばれたか。



1階中央にどでーーーんと占めている
ボーダーTシャツの展示。
これらはあくまで作品であり、展示台であり、
ここから気に入った色とサイズを選んでレジへ…
的なことではありません。 多分お触りNGです。
(や、もしかしたら上海とかはOKかもしれないけど
我ら日本人、展示物には触らないクセがついてまして。)



マリメッコのアートピースなのかアーカイブなのか
とても丁寧にパッチワークされたワンピースもずらりと。
このネコちゃん、ねこじるうどんみたいでかわいくない?



2階から階下を臨む、の図。
モニターにはデザイナーたちによるトーク映像が流れ、
その前にはマリメッコのクッションがいっぱい。
上から見るとおはじきみたいでかわいいね。



マリメッコを代表するテキスタイルもいくつも
天井から下げられていました。
こちらはご存じ、ウニッコ!

ほかにもテキスタイルのラフスケッチやら
食器などのプロダクト、アーカイブなどなど。
個人的に興味深かったのは、暗室で流れていた映像。
上海のとある団地の住人を巻き込み、
みんなでマリメッコのテキスタイルを使って
自分たちで切ったり縫ったりして
部屋の中からマンションの共用スペースまでを
飾り付けていくのですけれども意外とマッチしてるというか。
ま、単にフィン化してもうてるだけやんって話なんやけど
お姉さんからおばあちゃんまで楽しそうに作業してるのを見て
ほのぼのとした気持ちになりました。
私たちが見ても、活用方法の参考になったというか、ね。
部屋の家具全部をイケアやマリメッコにして、みたいなのじゃなく
ちょいちょい差し込むっていうのがいいよね。

暗室の中にも大量のクッションが置かれていて
映像見ながらその上で跳んだり跳ねたりはしゃぎまわり
ひとせり満足して出てきたところ、
マリメッコ社のわりと上の方の人なのかなと思しきマダムが
ワンピースから靴下から鞄まで全身マリメッコで固めたずんこを見て
感激したのか、写真を撮らせて〜って私まで。
たぶん、わしが来てるフェリシモのボーダーTも
マリメッコのやつだと勘違いしている節があったけども
この際スルーして画角の中に収まってしまいましたよ。
私たち中国人じゃないけどいいのー?って聞いたけど
もちろんいいのよーってパシャリ。
マリメッコ社の工場見学、
毎日すごい人数の日本人がやってくるらしい。
日本でもマリメッコは人気?って聞かれるので
人気だけどマリメッコのアイテムは値段が高いと言ったら
フィンランドには値段が高いラインも安いラインも
ミディアムなラインもあるのよーってことでした。
今日本で展開されているのは、
フィンランドにおけるどのレベルなのだろう。
案外、安いラインであの値段ちゃうかなーと思っている。

気がつけばあっという間に1時間強。
図録もゲットして会場をあとに…



と思ったらこれ(笑)!!!!!!

芸術館玄関前、確かに入るときも
このクッションは置いてありました。
その時は数名の外人さん(白人さん)が見たり座ったりしていて
やっぱりこういう世界観は中国人的にはまだわからんのかなとか
言いながら中に入ったのですけれども、
1時間後に出てみたら、この状況よ。思わず笑ろたね。
もはやテキスタイルかわいいとか関係あらへん、
座れるところがあれば座る、
寝られるところがあれば寝る、
中国人のおっちゃんにとって至極シンプルなことです。
これこそがチャイナ!!!
一個空席があったのでわしもおっちゃん祭に参加してみました。
どうでしょう、我ながら違和感なく存在できているでしょう。
やや、手前の熟睡のおっちゃんに比べ、寝の体勢が甘いか…

今回は展覧会だけでしたけれども
きっと近々フラッグシップショップとかもできちゃうのだろうね!
価格帯が気になるところです。(そればっかり。)

※1月3日追記※
お正月に帰省していた同行ずんこ曰く
「クッションはすでに撤去されていた」とのこと。

つづく

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