_trip 杭州〜武義バックパック旅 不思議村その1 俞源村('12年10月中国旅)

ラブホ並にラブ関係の備品がそろったホテルで
一夜を過ごして(でもラブホではないですよ決して)
ホテルのレストランで朝ごはんをゆるゆると食べまして
フロントに荷物を預けていざ不思議村へ!

まずは別名「正夢村」とも呼ばれる俞源村を目指します。
詳しくはこちらを参考にご覧いただくとしまして。
そこに向かうバスが出ているのは武義西バスターミナル。
(一体どうやってここからバスが出ているという情報を
探し出したのか、自分でも忘れてしまいました…。)



比較的立派な建物です。



3番のりばに停まっている青いのが俞源村に向かうバス。
10時過ぎにターミナルに到着したのですけれども
次の発車は10時35分。
発車まで30分ぐらいあるので待合室でぼんやりと待機。



奥にある食堂も気になるところですけれども
朝食を食べたところですゆえ、お腹は空いておりません。
怪しげこの上ない食堂ほど、なんか旨いというのが
中国旅にて個人的に導き出されている私の法則。
もはや、原料がどこからどうきてるかとか考えては
何も食べられません。 大事なのは、感じるな、食え、これです。



いよいよバスの発車時間。
終点の俞源村までは片道約40分。料金は3元。



到着!
もうロケーションが抜群。
観光地ではあるのですが、一番盛り上がるのは
このあたりで連日のようにお祭りが開かれる
8月、9月とのことで、10月ともなると客足はまばら。
確か事前の調査では入場料が30元かかると
書かれていたのですけれども、チケット売場も
検札のある入口もなく、しれーっと入村できました。



まるで映画のロケセット。
建物が本当にステキで、ステキで、ステキで。
今でもきちんと人の営みがあります。
暮らしている人は不便なこともきっと多いのでしょうが
単に旅で来るような人間には、ステキという言葉以外
出てこないぐらい、雰囲気がとても良い場所。









我らがここを目指した理由、
それはここには夢を叶えてくれるお堂、洞主廟があるから。
毎年ある日にここ見た夢は正夢になるという伝説があるらしく、
寝てみる夢はコントロールできないのでそれはそれで怖いけど、
願い事としての夢を叶えてくれるのであれば、それは行っておきたい。



「夢」…!
壁にでっかく書かれた字に期待がこみ上げます。
お堂に入るまでに精神統一。 いざ…。

ととと、ここからは写真がありません。
代わりに動画を撮影していたということもありますが
直後、ちょっともう、心がすさむ出来事がありまして。

何はともあれとにかくお金が必要なわけですね。
ちょっと段取りが全然分かっていないままに
来てしまった私たちも悪いのですけれども
(でも日本語の情報がほとんどないんだもの!)
そもそもなにかと要求される「yuanfen(ユエンフェン)」は
本当に必要なのか、どうなのか。

ほかの旅行客が赤いリボンを持っていたので
私たちもそれが欲しいとお坊さんと思しき方に言うと
じゃあこっちおいでと隣のお堂に連れて行かれて
仏様の前に跪き、赤いリボンを首から提げてもらい、祈祷。
そのあと、
「じゃあ、ここにお布施を入れて」とばかり
賽銭箱を指さしました。
いくらぐらいが妥当なのか全く分からなくて
でも我ら本当に申し訳ないながら、あまりお金を持ってきておらず
(全部で120元ぐらいしか持ってないという有様…)
私は20元札を、同行ずんこは50元札を入れましたならば
それを見ていたお坊さんが不服そうになにやら言います。
「あなたたちができる最大限の功徳を」と。
最大限…それは…とりあえず20元や50元では
少なすぎるやろってことですよね。
日本人ならもっと持ってきているんじゃないの? と。
でもでも今日はこれで過ごさなければいけないし、
このあとまだ行くところあるし、
とりあえず今日の私たちのMAXはこれなんです…。
お坊さんもはっきりいくら入れてって言ってくれればいいのに
その辺はものすごーーーーく遠回しにしか言ってくれない。
「じゃあお金はいくら入れればいいの?」と聞いても
「お金なんて言うもんじゃない。yuanfenと言いなさい」。
結局はお金を入れなさいってことなんだけども…。
要するに、赤いお札(100元札)を出しなさいってことっぽいけれど
それ出したら今日が終わってしまう…。すると、
「日本のお札は持っていますか?」とお坊さん。
「日本のお金でもいいの?」と聞くと
「記念に置いていってくだされば」…。記念とは…。
もはや功徳ではなく、お坊さんの記念に日本円を
(しかも小銭じゃなくてお札ね)置いていきなさいと…。
「日本のお金は持っているけどホテルに置いてきた」(本当です)
と答えると不服そうな表情。

日本人ってこういうの、すごく弱いですよね。
神社やお寺のお布施でもだいたい額が決まっているから
それに対して出せるか出せないかを考えればいい。
だけど、今回みたいに、あなたにお任せします、
あなたの善意にお任せします、みたいなのは得意じゃない。
しかも実は「お任せしてない」感じ…
実際は最低でも100元以上はないとみたいな空気…
仏様を前にして、いくらぐらいが妥当ですかとか
聞くべきではないと思うのだけれども、なんか…ね。

小難しい言葉で静かに語りかける(要するにお布施を要求する)
お坊さんと、その真意を探るずんことの静かな攻防の末
(私は言葉が分からないので隣でぽかんとしてるのみ)
とりあえず20元と50元だけで勘弁していただき
赤いリボンを持ってお堂をあとにしたのでした。

うきうきしながら入って
どんよりしながら出てきた。



とりあえずいただいたリボンには名前を書いて
お堂近くの橋の欄干の狛犬みたいな石像に結わえました。
心願成就…いや、本当に成就してくれたら
赤いお札でも夏目漱石でも福沢諭吉でも持って
お礼参りに訪れますとも!
だからお願い、今日は青いお金でお許しください、仏様。



テンション下がりに下がった我ら、
本当はお堂の帰りにいっぱい写真撮りまくろうって言うてたのに、
あまりにも落胆しすぎて
ステキロケーションもさらりと流してしまう有様。
ピースしても表情はどこか曇りがち。



すんごくすてきな場所なんです、本当に。

村の中にはいくつか入場券が必要な建物が。
本来は、入口でまとめて入場券を買って
それを見せたらただで入れるっていうシステムだと思うけれど
なにせその入場券がどこで買えるか全く分からなかったので
お金も払わずにここまで来てしまったのです。
そういうのも調査不足、でしたね。
村を出たあと、また入場券を見せる入口らしきものも
探してみたけど、それらしいものは見つけられませんでした。

とにかく、
お参りには多めにお金を持っていきましょう。
(いや、我らがお金を持っていなさすぎという説もあるよね。)



俞源村は菜種油の産地のようで、
広大なヒマワリ畑と搾油工場(といっても小さい)がありました。
10月末でもヒマワリは…元気…じゃないか。
天気が悪いからか、しょぼんとしておりました。



バスは40〜50分に一本。
バス停がないので来たときに降りたところで
そのまま待っていたら村の住人と思しき女の子もやってきた。
聞けば、ここで待っていればバスは来るらしい。
小さな声でぼそぼそと、聞いたことしか話してくれず
会話は全く盛り上がらなかったけれど。
声のかわいい女の子でした。

バスが出発するころには
その子と同じ年頃の男の子女の子がやってきて
みんな途中のバス停で降りていきました。
どうやら塾かなにかに行く模様。

俞源村、夢が叶ったらお礼参りにまた来ます。
今日よりはちょっと多めにお金持って。
だからどうか、私の願いを叶えてください。

つづく

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