_movie 『台北カフェ・ストーリー』
5月に東京で公開されてから
長かった、大阪での公開まで。
大阪で一度あったカフェ上映も
ちょうどその時に台湾旅行中でいないという
ツイてない感じだったのですけれど
第七藝術劇場で公開が決まった時は嬉しかった。
なわけで、初日に早速見てまいりました。
久しぶりに行ったなあ、 第七藝術劇場。
こちら、予告編。
感想は以下。
ネタバレ大いにありますので未見の方はご注意を。
全部で80分ちょいの作品なので
さくっと楽しく見られました。
あらすじは公式サイトで見ていただくとして。
原題は『第36個故事』で、36番目の物語という意味。
ちなみに英題は『Taipei Exchange』、
これは台北で物々交換、的な?
英題はもうド直球ですな、
まさに姉妹で切り盛りする台北のとあるカフェで、
客寄せに始めた物々交換を通して繰り広げられる物語、
ですゆえ。
でも邦題の『台北カフェ・ストーリー』というのは
単に、オシャレなカフェを舞台にした
オシャレな映画ですよ、的な
「カフェ」というキーワードに人が引っ張られるんじゃね?
的な宣伝的な策略(?)が感じられて、なんか違和感。
何も見ずに「36番目の物語」は分かりづらいのかもしれないけど
映画を見終えたらこういうタイトルの方がしっくり来る気がした。
短くてさくっと見られる分、
なんとなくあっさり風味というか、
ドゥオアルがなぜチュンチンの物語に惹かれていったのかが
分かりづらかった気がします。
たしかに、楽しそうに話を聞いてるなあ、
これきっかけに好きになるんやろなあと予想はできるけど
チュンチンが語る35の物語のうち、
きっちり最初から最後まで語られたのはたぶん? 最後の1つ。
それ以外はダイジェスト的になんとなく差し挟まれてるだけ。
ドゥオアルの食いつき方も、最初から最後まで
そんなに違いがあったような感じもなかった。
だから、最後、いきなりラブに持っていったなという感じで
展開はなんとなく分かっちゃいたけど、唐突にも思えたわけです。
あと、あいだに挟まれる街頭インタビュー風シーン。
ここに映画のメッセージががんがん詰め込まれていて
鬱陶しく感じられた。
や、それ、言うてしまうや、的な。
人の価値観は人それぞれであることはよう分かった、と。
直接言うんじゃなくて、
なんとなく伝えてほしいと思う、映画なら。
ディスってるわけじゃなくて、率直な感想です。
台湾が好きな人なら、めくるめく登場する台北各所、
カフェのディテールひとつにしても
台北っぽさが感じられてとても楽しいと思う。
松山らへんの、緑多き感じ、
実際に行ってみてもとってもとってもすてきだったから。
あといいなあと思ったのは、カフェをやることを
ちゃんとお金を稼ぐということを前提にしてること。
趣味でなんとなくーとかじゃなくて
回転率とか、一杯でも多く注文してもらえるようにとか、
全くもって当たり前のことなのですけれども
ノリでオシャレなカフェやりたいーみたいな
あほな感じじゃなくて良かった。
私の煎れるコーヒーをおいしいって言ってくれる、
それだけでいいの、儲からなくても的なことじゃなくて。
ここからは個人的にですが、
この作品を見ていて最も注目したのは
台湾と日本の接客の違い。
私は台湾が大好きなわけなのですけれども
前回の旅行をきっかけに、やっぱり日本と台湾は
明確に違う、と実感したわけです。
や、当然なのですよ、違う国だから、絶対に違うのだけど
でも思っていた以上に人も全然違うということに気づいて
今は好きな面ばっかり見えてるけど
例えば住んだりしたら嫌いな面もめっちゃありそうだなと
思い始めておりまして。だから色々知りたいのです、今。
わし自分自身、典型的なド日本人だと自認するゆえ特に。
なので、「あー、お客に対してもこういう感じなんや」とか
「あー、こういう言い方してもお客は気にしないんや」とか
やたらそういうことをチェックしてしまっておりました。
「店内で拡声器使われても注意せーへんねや」とか(笑)。
(やや、映画の中だから、ドゥオアルやチャンアルの
このキャラだから、全部のカフェや店員がこうではない、
というのは分かってることは前提ですもちろん。)
そういう意味で、いろいろ勉強になったのです。
もひとつ、さらに超個人的なことですけれども
グイ・ルンメイがわしの身近の誰かに似てる!
でもわからない!誰だ!誰だったっけ!
こればっかり考えておりました。
物語に集中せーよという感じですけれども。
あと…チンチュン(群青)て名前、めっちゃいいね。
あと…中孝介、なんで出てたんかな。
ちなみに、前回の台湾旅行で
この映画のために作られて今も店名もそのままに
営業を続けている朵兒咖啡館に行ってきました。
本当は映画を見てから行きたかったけど
関西上映に間に合わず。
ほんと、映画に出てくるカフェ、そのまま。
でも働いてる人の雰囲気は全然違っていて
リアルなカフェはみんなそろいの黒い上下の
制服なのか、もしくは上下黒でね、と
言われてだけいるのか、でも似たような
ひらっとしたシャツワンピースに細身のパンツ、
もしくはショートパンツ、スニーカー、
いずれも黒、でございました。
なんかね、イケイケ感が若干あって残念。
そのあたりのレポはまた旅日記にて。
て、それいつ書くねん、ですな。
長かった、大阪での公開まで。
大阪で一度あったカフェ上映も
ちょうどその時に台湾旅行中でいないという
ツイてない感じだったのですけれど
第七藝術劇場で公開が決まった時は嬉しかった。
なわけで、初日に早速見てまいりました。
久しぶりに行ったなあ、 第七藝術劇場。
こちら、予告編。
感想は以下。
ネタバレ大いにありますので未見の方はご注意を。
全部で80分ちょいの作品なので
さくっと楽しく見られました。
あらすじは公式サイトで見ていただくとして。
原題は『第36個故事』で、36番目の物語という意味。
ちなみに英題は『Taipei Exchange』、
これは台北で物々交換、的な?
英題はもうド直球ですな、
まさに姉妹で切り盛りする台北のとあるカフェで、
客寄せに始めた物々交換を通して繰り広げられる物語、
ですゆえ。
でも邦題の『台北カフェ・ストーリー』というのは
単に、オシャレなカフェを舞台にした
オシャレな映画ですよ、的な
「カフェ」というキーワードに人が引っ張られるんじゃね?
的な宣伝的な策略(?)が感じられて、なんか違和感。
何も見ずに「36番目の物語」は分かりづらいのかもしれないけど
映画を見終えたらこういうタイトルの方がしっくり来る気がした。
短くてさくっと見られる分、
なんとなくあっさり風味というか、
ドゥオアルがなぜチュンチンの物語に惹かれていったのかが
分かりづらかった気がします。
たしかに、楽しそうに話を聞いてるなあ、
これきっかけに好きになるんやろなあと予想はできるけど
チュンチンが語る35の物語のうち、
きっちり最初から最後まで語られたのはたぶん? 最後の1つ。
それ以外はダイジェスト的になんとなく差し挟まれてるだけ。
ドゥオアルの食いつき方も、最初から最後まで
そんなに違いがあったような感じもなかった。
だから、最後、いきなりラブに持っていったなという感じで
展開はなんとなく分かっちゃいたけど、唐突にも思えたわけです。
あと、あいだに挟まれる街頭インタビュー風シーン。
ここに映画のメッセージががんがん詰め込まれていて
鬱陶しく感じられた。
や、それ、言うてしまうや、的な。
人の価値観は人それぞれであることはよう分かった、と。
直接言うんじゃなくて、
なんとなく伝えてほしいと思う、映画なら。
ディスってるわけじゃなくて、率直な感想です。
台湾が好きな人なら、めくるめく登場する台北各所、
カフェのディテールひとつにしても
台北っぽさが感じられてとても楽しいと思う。
松山らへんの、緑多き感じ、
実際に行ってみてもとってもとってもすてきだったから。
あといいなあと思ったのは、カフェをやることを
ちゃんとお金を稼ぐということを前提にしてること。
趣味でなんとなくーとかじゃなくて
回転率とか、一杯でも多く注文してもらえるようにとか、
全くもって当たり前のことなのですけれども
ノリでオシャレなカフェやりたいーみたいな
あほな感じじゃなくて良かった。
私の煎れるコーヒーをおいしいって言ってくれる、
それだけでいいの、儲からなくても的なことじゃなくて。
ここからは個人的にですが、
この作品を見ていて最も注目したのは
台湾と日本の接客の違い。
私は台湾が大好きなわけなのですけれども
前回の旅行をきっかけに、やっぱり日本と台湾は
明確に違う、と実感したわけです。
や、当然なのですよ、違う国だから、絶対に違うのだけど
でも思っていた以上に人も全然違うということに気づいて
今は好きな面ばっかり見えてるけど
例えば住んだりしたら嫌いな面もめっちゃありそうだなと
思い始めておりまして。だから色々知りたいのです、今。
わし自分自身、典型的なド日本人だと自認するゆえ特に。
なので、「あー、お客に対してもこういう感じなんや」とか
「あー、こういう言い方してもお客は気にしないんや」とか
やたらそういうことをチェックしてしまっておりました。
「店内で拡声器使われても注意せーへんねや」とか(笑)。
(やや、映画の中だから、ドゥオアルやチャンアルの
このキャラだから、全部のカフェや店員がこうではない、
というのは分かってることは前提ですもちろん。)
そういう意味で、いろいろ勉強になったのです。
もひとつ、さらに超個人的なことですけれども
グイ・ルンメイがわしの身近の誰かに似てる!
でもわからない!誰だ!誰だったっけ!
こればっかり考えておりました。
物語に集中せーよという感じですけれども。
あと…チンチュン(群青)て名前、めっちゃいいね。
あと…中孝介、なんで出てたんかな。
ちなみに、前回の台湾旅行で
この映画のために作られて今も店名もそのままに
営業を続けている朵兒咖啡館に行ってきました。
本当は映画を見てから行きたかったけど
関西上映に間に合わず。
ほんと、映画に出てくるカフェ、そのまま。
でも働いてる人の雰囲気は全然違っていて
リアルなカフェはみんなそろいの黒い上下の
制服なのか、もしくは上下黒でね、と
言われてだけいるのか、でも似たような
ひらっとしたシャツワンピースに細身のパンツ、
もしくはショートパンツ、スニーカー、
いずれも黒、でございました。
なんかね、イケイケ感が若干あって残念。
そのあたりのレポはまた旅日記にて。
て、それいつ書くねん、ですな。
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