_trip 九份、台風襲来('11年6月台湾旅)
台北から日帰りで行ける超有名観光地、
九份にも行きましたよ、というお話。
この日、くしくもわりとでかめの台風が
台湾北部にまもなく上陸といったところで
朝から雨模様。
台湾では風雨が強くなると停班停課といって
会社や学校をお休みにしなさいという
政府からのお達しが下ることがあります。
そうなるとこっちの仕事もままならなくなるわけで
予備の日程もないし、ドキドキしていたのだけれども
とりあえず停班停課は免れました。
まま、九份のような観光地にあるお店は
そんなお達し関係ないらしいけれども。
九份に行くのは仕事&プライベート含め4回目。
今までは電車か、もしくは車だったのですけれど
今回は初めてバスで行くことになりました。
普通、仕事で台湾に来る場合は車をチャーターして
あちこち動くものなのですけれども、
なにせ今回、貧乏ですゆえね、バスですよ、公共バス。
コーディネーターさんにも「こんなの初めてです」って
言われてしまったよ。
しかもこんな大雨の日に...ほんとに申し訳ないわね。
九份方面に行くバス、いくつか乗り場がありますが
ホテルから最寄りとなる(と言ってもまあまあ遠い)、
MRT忠孝復興駅近くのバス停から乗り込みます。
バスが来たので乗り込みます。
忠孝復興站から九份まで約70分、NT$102。
今日冒した大きなミスは長袖を持ってこなかったこと。
実は早朝、他の人より早くホテルを出て
一人で百菓園にマンゴーかき氷を食べに行っていたのです。
(もうここしか時間なかった!)
一旦ホテルに戻れるつもりが思ったより時間がかかってしまい
みんなでそろってホテルからタクシーに乗って移動する予定が
私は直接バス停に向かうことになりまして。
戻ったときに上着を持つつもりが
そのタイミングを失い、案の定、
バスの中が冷房効き過ぎて猛烈に寒い……………。
かき氷がっついて体が冷えている上、
雨のせいで服もちょっと濡れている状態。
冷蔵庫並の寒さの中、70分……、
結構がんばったんだけどもね!がんばったんだけども!
どうしてもトイレが我慢できず、
九份に電車で向かう場合に降りる瑞峰駅近くのバス停で
一旦下ろしてもらって(もちろん同行者みな道づれ)、
市場のトイレに駆け込む羽目になりました。
このトイレが中国本土レベルの汚染度だったのですけれども
言うてられませんのでね、とりいそぎ用を足しました。
間に合って良かったわ、マジで。
雨がどんどん強くなり、カメラマンさんは
ナイロン袋並の薄さの、かぶるだけの合羽を購入。
再びバスに乗って九份へ。
九份は坂道になっていて、上から下へとくだりながら
あちこち見て回るのが通常ルートなのですけれども
今回は下から上へと上がることに。
上にも下にもバス停はあるのだけれども
どうしても下のバス停に人がたまるので
イスが確保できない可能性が高いわけです。
電車で帰るなら瑞峰駅まで立ったとしても知れてるけど
台北まで1時間以上かかる道のりを立って…は死ぬ。
なのでバスで帰るなら下のバス停で降りて、
上までは自分でのぼり、上のバス停から帰る、のが得策。
あー、それにしても雨、雨、雨。
まったく止む気配はなく、なんなら雨脚は強まる一方。
雨粒、見えてないと思うけど、ものすごいのですよ。
もはやバケツ逆さレベルです。風も猛烈。
九份はもともと雨が多いけど(少なくともわしは遭遇率高い)
台風ともなれば半端ない。しかも進行ルート的にほぼ直撃ゆえ。
上着は持参しなくて大変な目に遭いましたが
足もとは日本から持ってきていた長靴履いて
ばっちり! こんなこともあろうかと、ね。
靴&靴下が濡れてぐちゃぐちゃになるほど
テンション下がることないから。
傘はホテルで大きなやつを借りたので
合羽なしでもなんとか大丈夫でした。
風が強いとかなりちゃんとした合羽じゃないと
逆に風にさらされてやばい。
(カメラマンさんの合羽も早々にダメになってました。)
そんな天候の中ですけれども、観光客はやって来ます。
特にここは日本人観光客の人気No.1スポット。
短い旅の日程で1日台風でつぶれるなんてあり得ない、
そんな生真面目な日本人観光客がいっぱい。
銘々、ホテルで借りた傘、簡易合羽、
そして簡易靴カバーというゴミ袋みたいな格好で
暴風雨にさらされてきゃーきゃー言いながら
階段をくだってきます。
私はその様子を近くの店の軒先で観察。
靴カバーが歩きづらそうで、もはやあってもなくても
同じみたいになってるから、外せばいいのに。
もしくは台湾旅においてはビーサン持参はマストなので
そういうのに履き替えれば濡れてもへっちゃらだのに…。
長靴履いてるってだけなのに、完全に上から目線。
さっき腹壊してひーひー言うてたくせにね。やーね。
でもこれも一つの思い出、だよね!
我らも雨の中、あちこち撮影しながら
目的地の一つである九份茶坊に到着。
もうこちらも何度も来させてもろてます。
撮影を終える頃にはなんとなく雨が小降りに。
ちなみにカメラマンTさんというのが、
奇跡を起こす男として個人的に認識しております。
2月の南インド旅もご一緒させてもらっていて
Tさんが口にしたあり得ない要望が実現したり。
今回も悪天候の日が多かったのですけれども
Tさんが外に出ると雨が止む、というのが
何度もありました。
さすがに台風までは避けきれなかったか、と思ったけれど
やばかったのは九份茶坊に来るまでぐらいで
それ以外は店内にいるときは豪雨でも外に出ると
小雨 or 止むというパターン、晴れ男さまさまです。
九份から臨む東北角の海邊。
台風はもうどっかにいったんかしら。
九份名物、芋圓の店にも行きました。
芋圓はタロイモで作った団子のこと。
店先でせっせと手づくりされております。
ゆでる前のこの状態のをお持ち帰りで売ってたから
買ってくれば良かったー!! 家でも食べられたのに。
もう芋圓が好きすぎてたまりません。
ほのかな甘みともちもち感、 大好き。
ちなみにここは有名店、阿柑姨芋圓店。
小豆、金時豆、緑豆圓、芋圓が入ったかき氷、
綜合はNT$30なり。
相も変わらず雨、強し。
用が済んだらまたバスに乗ってそそくさと。
台北市内に戻ったらすっかり雨は上がっておりました。
今回の仕事旅、本当に濃くて濃くて濃くて
いろんなアクシデントもあったけど
写真も撮る余裕なくて…ということで…
'11年6月台湾旅、これにて完。
ありがとうございました。
(一つ前の記事はこちら)
九份にも行きましたよ、というお話。
この日、くしくもわりとでかめの台風が
台湾北部にまもなく上陸といったところで
朝から雨模様。
台湾では風雨が強くなると停班停課といって
会社や学校をお休みにしなさいという
政府からのお達しが下ることがあります。
そうなるとこっちの仕事もままならなくなるわけで
予備の日程もないし、ドキドキしていたのだけれども
とりあえず停班停課は免れました。
まま、九份のような観光地にあるお店は
そんなお達し関係ないらしいけれども。
九份に行くのは仕事&プライベート含め4回目。
今までは電車か、もしくは車だったのですけれど
今回は初めてバスで行くことになりました。
普通、仕事で台湾に来る場合は車をチャーターして
あちこち動くものなのですけれども、
なにせ今回、貧乏ですゆえね、バスですよ、公共バス。
コーディネーターさんにも「こんなの初めてです」って
言われてしまったよ。
しかもこんな大雨の日に...ほんとに申し訳ないわね。
九份方面に行くバス、いくつか乗り場がありますが
ホテルから最寄りとなる(と言ってもまあまあ遠い)、
MRT忠孝復興駅近くのバス停から乗り込みます。
バスが来たので乗り込みます。
忠孝復興站から九份まで約70分、NT$102。
今日冒した大きなミスは長袖を持ってこなかったこと。
実は早朝、他の人より早くホテルを出て
一人で百菓園にマンゴーかき氷を食べに行っていたのです。
(もうここしか時間なかった!)
一旦ホテルに戻れるつもりが思ったより時間がかかってしまい
みんなでそろってホテルからタクシーに乗って移動する予定が
私は直接バス停に向かうことになりまして。
戻ったときに上着を持つつもりが
そのタイミングを失い、案の定、
バスの中が冷房効き過ぎて猛烈に寒い……………。
かき氷がっついて体が冷えている上、
雨のせいで服もちょっと濡れている状態。
冷蔵庫並の寒さの中、70分……、
結構がんばったんだけどもね!がんばったんだけども!
どうしてもトイレが我慢できず、
九份に電車で向かう場合に降りる瑞峰駅近くのバス停で
一旦下ろしてもらって(もちろん同行者みな道づれ)、
市場のトイレに駆け込む羽目になりました。
このトイレが中国本土レベルの汚染度だったのですけれども
言うてられませんのでね、とりいそぎ用を足しました。
間に合って良かったわ、マジで。
雨がどんどん強くなり、カメラマンさんは
ナイロン袋並の薄さの、かぶるだけの合羽を購入。
再びバスに乗って九份へ。
九份は坂道になっていて、上から下へとくだりながら
あちこち見て回るのが通常ルートなのですけれども
今回は下から上へと上がることに。
上にも下にもバス停はあるのだけれども
どうしても下のバス停に人がたまるので
イスが確保できない可能性が高いわけです。
電車で帰るなら瑞峰駅まで立ったとしても知れてるけど
台北まで1時間以上かかる道のりを立って…は死ぬ。
なのでバスで帰るなら下のバス停で降りて、
上までは自分でのぼり、上のバス停から帰る、のが得策。
あー、それにしても雨、雨、雨。
まったく止む気配はなく、なんなら雨脚は強まる一方。
雨粒、見えてないと思うけど、ものすごいのですよ。
もはやバケツ逆さレベルです。風も猛烈。
九份はもともと雨が多いけど(少なくともわしは遭遇率高い)
台風ともなれば半端ない。しかも進行ルート的にほぼ直撃ゆえ。
上着は持参しなくて大変な目に遭いましたが
足もとは日本から持ってきていた長靴履いて
ばっちり! こんなこともあろうかと、ね。
靴&靴下が濡れてぐちゃぐちゃになるほど
テンション下がることないから。
傘はホテルで大きなやつを借りたので
合羽なしでもなんとか大丈夫でした。
風が強いとかなりちゃんとした合羽じゃないと
逆に風にさらされてやばい。
(カメラマンさんの合羽も早々にダメになってました。)
そんな天候の中ですけれども、観光客はやって来ます。
特にここは日本人観光客の人気No.1スポット。
短い旅の日程で1日台風でつぶれるなんてあり得ない、
そんな生真面目な日本人観光客がいっぱい。
銘々、ホテルで借りた傘、簡易合羽、
そして簡易靴カバーというゴミ袋みたいな格好で
暴風雨にさらされてきゃーきゃー言いながら
階段をくだってきます。
私はその様子を近くの店の軒先で観察。
靴カバーが歩きづらそうで、もはやあってもなくても
同じみたいになってるから、外せばいいのに。
もしくは台湾旅においてはビーサン持参はマストなので
そういうのに履き替えれば濡れてもへっちゃらだのに…。
長靴履いてるってだけなのに、完全に上から目線。
さっき腹壊してひーひー言うてたくせにね。やーね。
でもこれも一つの思い出、だよね!
我らも雨の中、あちこち撮影しながら
目的地の一つである九份茶坊に到着。
もうこちらも何度も来させてもろてます。
撮影を終える頃にはなんとなく雨が小降りに。
ちなみにカメラマンTさんというのが、
奇跡を起こす男として個人的に認識しております。
2月の南インド旅もご一緒させてもらっていて
Tさんが口にしたあり得ない要望が実現したり。
今回も悪天候の日が多かったのですけれども
Tさんが外に出ると雨が止む、というのが
何度もありました。
さすがに台風までは避けきれなかったか、と思ったけれど
やばかったのは九份茶坊に来るまでぐらいで
それ以外は店内にいるときは豪雨でも外に出ると
小雨 or 止むというパターン、晴れ男さまさまです。
九份から臨む東北角の海邊。
台風はもうどっかにいったんかしら。
九份名物、芋圓の店にも行きました。
芋圓はタロイモで作った団子のこと。
店先でせっせと手づくりされております。
ゆでる前のこの状態のをお持ち帰りで売ってたから
買ってくれば良かったー!! 家でも食べられたのに。
もう芋圓が好きすぎてたまりません。
ほのかな甘みともちもち感、 大好き。
ちなみにここは有名店、阿柑姨芋圓店。
小豆、金時豆、緑豆圓、芋圓が入ったかき氷、
綜合はNT$30なり。
相も変わらず雨、強し。
用が済んだらまたバスに乗ってそそくさと。
台北市内に戻ったらすっかり雨は上がっておりました。
今回の仕事旅、本当に濃くて濃くて濃くて
いろんなアクシデントもあったけど
写真も撮る余裕なくて…ということで…
'11年6月台湾旅、これにて完。
ありがとうございました。
(一つ前の記事はこちら)
九份で大雨は嫌でしたね~
返信削除なるほど、仕事で行かはった…
こうじ
>こうじさん
返信削除九份に行くときはもっぱら雨なので
九份=雨、で普通と認識できるようになりました