_trip 阿山飯店('15年1月上海旅)
1月16号(五)
上海在住の友人、ずんさんが夕食から合流。
布市場から地下鉄に乗って郊外にある上海動物園前駅へ。
やってまいりました、阿山飯店。店前で久々の再会。
ここは数年前に発行された雑誌『旅』の上海特集に
でかでかと掲載されていたローカルの上海料理店。
地元客で賑わうから予約は必須よ的な明記があったので
ずんさんにお願いしてたのだけど店は意外と空いていた。
店内の有様は最高に地元感に溢れていた。
全体的にいろんなものが飴色になっていて
10人以上掛けの大きなテーブルが並ぶ。
窓際のテーブルを陣取ってちょこんと3人並んだら
皿になにやら黒いほこりがくっついていて
せっせと紙ナフキンで拭っていたら
「ああ、ここはエアコンの下だからほこりが付くんだ。
こっちに座りなさい」とテーブルの反対側に案内された。
個別のメニューはなく、
老板と思しきおっちゃんが座っているところに行って
そこにあるメニュー表から選んで伝える方式。
『旅』誌によるとおすすめは豚の角煮とのことで
それを注文して、あとはおっちゃんおすすめの
筍と野菜の炒め物と梅の甘煮も追加で。
おっちゃんの鉛筆めっちゃ短い。
どうしたらこんな色にと思うほどピンク色の豚の角煮、
味付けは意外とあっさりめ、
こってりの脂身と淡泊な身の部分のギャップがすごい。
ワイルドな仕立てで豚の皮膚感がくっきりはっきり。
(あまり細部を観察しないように努めた。)
白ご飯がほしくなるので米飯も注文していたのだけど
毎度のことながら、本当に中国では毎度のことながら、
白ご飯が絶望的においしくない…。
角煮のせてかっこみたいのに冷たいし硬いし…。
奥のテーブルでは早くもスタッフさんたちの
まかない夕食タイムが始まっていて
そのテーブルの真ん中にのっかっていた
お粥が湯気を上げているのを見て
俄然そのお粥くれないかと言いたくなるほどに
我らの前に置かれた白ご飯は冷たかった。
ままそれも、想定の範囲内、ではあるけれど。
梅の甘煮は梅酒もしくは梅シロップに漬かっている梅
みたいな味と食感で、酸味と甘みのバランスが絶妙。
ほかのおかずの合間にちょこちょこ食べると
味が変わって良い感じ。
白ご飯はおいしくなかったけど
それ以外はそんなに問題なかったし
なにより趣が抜群に良かったから良しでしょう。
おっちゃんの自慢は谷村新司と泷泽(滝沢)秀明が来たこと。
つづく
(1つ前の記事はこちら)
上海在住の友人、ずんさんが夕食から合流。
布市場から地下鉄に乗って郊外にある上海動物園前駅へ。
やってまいりました、阿山飯店。店前で久々の再会。
ここは数年前に発行された雑誌『旅』の上海特集に
でかでかと掲載されていたローカルの上海料理店。
地元客で賑わうから予約は必須よ的な明記があったので
ずんさんにお願いしてたのだけど店は意外と空いていた。
店内の有様は最高に地元感に溢れていた。
全体的にいろんなものが飴色になっていて
10人以上掛けの大きなテーブルが並ぶ。
窓際のテーブルを陣取ってちょこんと3人並んだら
皿になにやら黒いほこりがくっついていて
せっせと紙ナフキンで拭っていたら
「ああ、ここはエアコンの下だからほこりが付くんだ。
こっちに座りなさい」とテーブルの反対側に案内された。
個別のメニューはなく、
老板と思しきおっちゃんが座っているところに行って
そこにあるメニュー表から選んで伝える方式。
『旅』誌によるとおすすめは豚の角煮とのことで
それを注文して、あとはおっちゃんおすすめの
筍と野菜の炒め物と梅の甘煮も追加で。
おっちゃんの鉛筆めっちゃ短い。
どうしたらこんな色にと思うほどピンク色の豚の角煮、
味付けは意外とあっさりめ、
こってりの脂身と淡泊な身の部分のギャップがすごい。
ワイルドな仕立てで豚の皮膚感がくっきりはっきり。
(あまり細部を観察しないように努めた。)
白ご飯がほしくなるので米飯も注文していたのだけど
毎度のことながら、本当に中国では毎度のことながら、
白ご飯が絶望的においしくない…。
角煮のせてかっこみたいのに冷たいし硬いし…。
奥のテーブルでは早くもスタッフさんたちの
まかない夕食タイムが始まっていて
そのテーブルの真ん中にのっかっていた
お粥が湯気を上げているのを見て
俄然そのお粥くれないかと言いたくなるほどに
我らの前に置かれた白ご飯は冷たかった。
ままそれも、想定の範囲内、ではあるけれど。
梅の甘煮は梅酒もしくは梅シロップに漬かっている梅
みたいな味と食感で、酸味と甘みのバランスが絶妙。
ほかのおかずの合間にちょこちょこ食べると
味が変わって良い感じ。
白ご飯はおいしくなかったけど
それ以外はそんなに問題なかったし
なにより趣が抜群に良かったから良しでしょう。
おっちゃんの自慢は谷村新司と泷泽(滝沢)秀明が来たこと。
つづく
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