_trip 阿里山/ご来光('15年5月台湾旅)
5月19日(二)
祝山駅のホームから大きな階段を上がると広場があり
そのすぐ先はもう崖で、そここそが觀日台だった。
ホームから日の出スポットの近さよ。
どこが東向きかなんて考える必要もなく
觀日台が開いている方向=日の出の方向。
すでにたくさんのお客さんで柵付近は埋まっていて
なんとか隙間を見つけて私も最前線に入り込むことができた。
天気晴れ、雲も少ない。
さあこれから幻想的な日の出を…
という雰囲気では実はまったくなく
拡声器を持ったおっちゃんがずっと大声で
なにかを叫んでいる、否、解説しているのかもしれないが
がなりすぎて音が割れてて全く聞き取れず、
外国人の私にはただただ風情をつぶす騒音でしかない。
んだけれども、こういうのもまた台湾っぽくていいか、とも思う。
赤いニット帽の人が件の拡声器おっちゃん。
全力で騒音を聞こえないふりして
太陽が上がるであろう方向を一点集中。
さあどこから出てくる。どこから上がる。
↓
↓
↓
きたーーーー。
一本すっくと立ったこの木のポジションが
良いんだか、悪いんだか。
いやでも、太陽がしずしずと、しかし力強く
上がっていく様は感動以外のなにものでもない。
かつて富士登山でご来光を拝もうとするも
悪天候のため見られなかった悔しさが
ここで少し晴れた思いがした。
さすがに太陽が顔を出し始めたら
拡声器の声もおさまって、静かに眺めていた。
ちなみに太陽を直で見るわけですので
裸眼で見るのは危険。
サングラスなどをお忘れなきよう。
このおっちゃんがかけていた
觀日用メガネがかなりいけてる。
どこで手に入るんだろうか気になる。
一通り感動をし終えたところで腹が減った。
飯だ、飯だ、朝飯だ。
広場にはいくつかの屋台がスタンバイしている。
空きっ腹の私にとってはどれも超絶おいしそう。
そのうちの一軒で、熱豆漿と蛋餅を買った。
袋の「おいしい」、その通り。
朝食を食べながらご来光を眺める。
泣けるほど超ぜいたくなひと時。
誰とも分かち合えないけれども。
あんなに寒かったのに
どんどん空気が温められていくのを感じる。
偉大だ、太陽。
帰りの列車は6時10分。
階段をくだって列車に乗った。
帰りは歩いて降りる人も多いのか
行きよりも空いていた。
つづく
(1つ前の記事はこちら)
祝山駅のホームから大きな階段を上がると広場があり
そのすぐ先はもう崖で、そここそが觀日台だった。
ホームから日の出スポットの近さよ。
どこが東向きかなんて考える必要もなく
觀日台が開いている方向=日の出の方向。
すでにたくさんのお客さんで柵付近は埋まっていて
なんとか隙間を見つけて私も最前線に入り込むことができた。
天気晴れ、雲も少ない。
さあこれから幻想的な日の出を…
という雰囲気では実はまったくなく
拡声器を持ったおっちゃんがずっと大声で
なにかを叫んでいる、否、解説しているのかもしれないが
がなりすぎて音が割れてて全く聞き取れず、
外国人の私にはただただ風情をつぶす騒音でしかない。
んだけれども、こういうのもまた台湾っぽくていいか、とも思う。
赤いニット帽の人が件の拡声器おっちゃん。
全力で騒音を聞こえないふりして
太陽が上がるであろう方向を一点集中。
さあどこから出てくる。どこから上がる。
↓
↓
↓
きたーーーー。
一本すっくと立ったこの木のポジションが
良いんだか、悪いんだか。
いやでも、太陽がしずしずと、しかし力強く
上がっていく様は感動以外のなにものでもない。
かつて富士登山でご来光を拝もうとするも
悪天候のため見られなかった悔しさが
ここで少し晴れた思いがした。
さすがに太陽が顔を出し始めたら
拡声器の声もおさまって、静かに眺めていた。
ちなみに太陽を直で見るわけですので
裸眼で見るのは危険。
サングラスなどをお忘れなきよう。
このおっちゃんがかけていた
觀日用メガネがかなりいけてる。
どこで手に入るんだろうか気になる。
一通り感動をし終えたところで腹が減った。
飯だ、飯だ、朝飯だ。
広場にはいくつかの屋台がスタンバイしている。
空きっ腹の私にとってはどれも超絶おいしそう。
そのうちの一軒で、熱豆漿と蛋餅を買った。
袋の「おいしい」、その通り。
朝食を食べながらご来光を眺める。
泣けるほど超ぜいたくなひと時。
誰とも分かち合えないけれども。
あんなに寒かったのに
どんどん空気が温められていくのを感じる。
偉大だ、太陽。
帰りの列車は6時10分。
階段をくだって列車に乗った。
帰りは歩いて降りる人も多いのか
行きよりも空いていた。
つづく
(1つ前の記事はこちら)
コメント
コメントを投稿