_trip 嘉義/KANO故事館('15年5月台湾旅)
5月19日(二)
阿里山からバスで嘉義に戻ってきたのは
14時ぐらいだったか。
早起きだったので車中では爆睡で次に目を覚ますと
車窓の風景はすっかり街なか然としており
ぼーっと眺めていたらいきなり例の銅像が出てきて驚いた。
そう、『KANO』を観ているなら誰もが知っている
麒麟児・呉明捷の銅像だ。
そしてあっという間に過ぎ去ったあのロータリー、
それが『KANO』に出てきていた噴水のある広場だったんだな。
ロータリーを過ぎれば終点の嘉義駅はもうすぐ。
今日中に宿泊地の鹿港まで移動することを考えれば
嘉義で滞在できるのは17時ぐらいまで。
もう3時間ぐらいしかないよ。
大きなリュックサックは邪魔なので駅のコインロッカーに預け
嘉義駅で自転車が借りられる情報を掴んでいたのでそれを探した。
台北のU-bikeみたいなものかなと思って探したけど
それらしい駐輪場は見つからずにうろうろ。
人に尋ねて教えられた場所に行っても
確かに自転車は置かれているけど
申し込みができそうな場所がない。
さっきも聞いた同じ人にもう一度尋ねると
あそこで申し込めるから、と指差してくれ、
それは柵の向こう(いわゆるホーム内)の
駅員室と思われる建物のドアだった。
なにせ柵の向こう側なので行けない。
柵から身を乗り出して懸命に腕を伸ばして
「你好~」と言いながらドアをガンガンと叩き続けたら
駅員さんが怪訝な顔で出てきてくれた。
「自転車を借りたい」を言うと
柵の扉を開けてくれて中に通してくれた。
申請書に名前や電話番号などを書くと
「じゃあパスポートを預かります」とな。
え!!!!? まじ!!!? これ一時的に取られる感じ?
よく見ると駅員さんのデスクの引き出しには
ほかに借りていると思われる台湾人の身分証が
がさっと入れられている。
いやだ…ケセラセラな私でもさすがにいやだ…
この保管環境はやばいいつ盗られてもおかしくない。
駅員さんに
「これね、めっちゃ重要なもの、なくなると帰れない。
大丈夫? 本当に大丈夫?
絶対になくさないで。絶対に。めっちゃ重要!!!」
と強く強く伝えたら
私のパスポートだけ別のところの
鍵が閉まる引き出しに入れてくれた。
「ほら、大丈夫、開かないから大丈夫」
と駅員さんも鍵をかけた引き出しを
がちゃがちゃ引っ張って開かないことを示してくれた。
まだ心配だけど…まあ大丈夫やろ。
(てかほかの人の身分証もここに入れてあげてよ。)
「OK、じゃあ17時ぐらいに戻ります」。
年季の入った自転車を一台借りることに成功した。
自転車借りるだけですごいロスタイムだったが
行きたい場所がぽろぽろと離れているため
自転車があった方が絶対に便利だと思った。
地方都市ゆえ、タクシーがどれだけ捕まるかもわからないし
時間もないから、目的地をピンポイントで廻れる
自転車は今日の私には必須の交通手段。
地図を頼りにまず向かった先は嘉義檜意森活村。
地図を見る限りでは遠い気がしていたけど
自転車で10分も走らず着いた。
ヒノキ作りの古い建物が立ち並ぶ公園、
その一つが現在は「KANO故事館」として
公開されているけれどもここすなわち
『KANO』で永瀬正敏演じる近藤教練(監督)の
家として使われたところなのだ。
ぎゃー、やっと来れたー!!
※『KANO』未見の方はこちらどうぞ。
外観を見るだけなら無料だけれど
建物の中に入るのには入場料30元が必要。
もちろん入る。
建物に入るとファン垂涎の小道具が
あちこちに展示されていて(一人なので)静かに興奮。
そっか、ここであのシーンやこのシーンが、
と感慨深く見て回る。
建物内ではテーマ曲の《勇者的浪漫》が
エンドレスで流れていてそれがまたテンションを上げてくれる。
※MV流しながらどうぞ。
平日なのでお客さんも少ないということもあり
スタッフのLeeさんが私のことをあれこれ構ってくれて
写真を撮るのも手伝ってくれる。
どこでどう撮ればいいのか
Leeさん的定番ポーズもがっちりあり、
「はい、これをこう持ってここに座って」…ぱしゃり。
「次はこれを持ってこうやって構えて」…ぱしゃり。
「じゃあ次はこれをバックにこんなポーズで」…ぱしゃり。
言われるがままにしたら
いろんな写真を撮影してくれた。
その一部がこれ。
はー、楽しい。楽しい楽しい。
最後に居合わせたほかのお客さんにお願いして
お世話になったLeeさんとのツーショットも。
Lee姐、感謝您!
Tシャツやらキャップやらといった
KANOグッズもいろいろと売られていた。
数日前に台北の特有種商行にも行ったけれど
そこに売っていないグッズもあったよ。
つづく
(1つ前の記事はこちら)
阿里山からバスで嘉義に戻ってきたのは
14時ぐらいだったか。
早起きだったので車中では爆睡で次に目を覚ますと
車窓の風景はすっかり街なか然としており
ぼーっと眺めていたらいきなり例の銅像が出てきて驚いた。
そう、『KANO』を観ているなら誰もが知っている
麒麟児・呉明捷の銅像だ。
そしてあっという間に過ぎ去ったあのロータリー、
それが『KANO』に出てきていた噴水のある広場だったんだな。
ロータリーを過ぎれば終点の嘉義駅はもうすぐ。
今日中に宿泊地の鹿港まで移動することを考えれば
嘉義で滞在できるのは17時ぐらいまで。
もう3時間ぐらいしかないよ。
大きなリュックサックは邪魔なので駅のコインロッカーに預け
嘉義駅で自転車が借りられる情報を掴んでいたのでそれを探した。
台北のU-bikeみたいなものかなと思って探したけど
それらしい駐輪場は見つからずにうろうろ。
人に尋ねて教えられた場所に行っても
確かに自転車は置かれているけど
申し込みができそうな場所がない。
さっきも聞いた同じ人にもう一度尋ねると
あそこで申し込めるから、と指差してくれ、
それは柵の向こう(いわゆるホーム内)の
駅員室と思われる建物のドアだった。
なにせ柵の向こう側なので行けない。
柵から身を乗り出して懸命に腕を伸ばして
「你好~」と言いながらドアをガンガンと叩き続けたら
駅員さんが怪訝な顔で出てきてくれた。
「自転車を借りたい」を言うと
柵の扉を開けてくれて中に通してくれた。
申請書に名前や電話番号などを書くと
「じゃあパスポートを預かります」とな。
え!!!!? まじ!!!? これ一時的に取られる感じ?
よく見ると駅員さんのデスクの引き出しには
ほかに借りていると思われる台湾人の身分証が
がさっと入れられている。
いやだ…ケセラセラな私でもさすがにいやだ…
この保管環境はやばいいつ盗られてもおかしくない。
駅員さんに
「これね、めっちゃ重要なもの、なくなると帰れない。
大丈夫? 本当に大丈夫?
絶対になくさないで。絶対に。めっちゃ重要!!!」
と強く強く伝えたら
私のパスポートだけ別のところの
鍵が閉まる引き出しに入れてくれた。
「ほら、大丈夫、開かないから大丈夫」
と駅員さんも鍵をかけた引き出しを
がちゃがちゃ引っ張って開かないことを示してくれた。
まだ心配だけど…まあ大丈夫やろ。
(てかほかの人の身分証もここに入れてあげてよ。)
「OK、じゃあ17時ぐらいに戻ります」。
年季の入った自転車を一台借りることに成功した。
自転車借りるだけですごいロスタイムだったが
行きたい場所がぽろぽろと離れているため
自転車があった方が絶対に便利だと思った。
地方都市ゆえ、タクシーがどれだけ捕まるかもわからないし
時間もないから、目的地をピンポイントで廻れる
自転車は今日の私には必須の交通手段。
地図を頼りにまず向かった先は嘉義檜意森活村。
地図を見る限りでは遠い気がしていたけど
自転車で10分も走らず着いた。
ヒノキ作りの古い建物が立ち並ぶ公園、
その一つが現在は「KANO故事館」として
公開されているけれどもここすなわち
『KANO』で永瀬正敏演じる近藤教練(監督)の
家として使われたところなのだ。
ぎゃー、やっと来れたー!!
※『KANO』未見の方はこちらどうぞ。
外観を見るだけなら無料だけれど
建物の中に入るのには入場料30元が必要。
もちろん入る。
建物に入るとファン垂涎の小道具が
あちこちに展示されていて(一人なので)静かに興奮。
そっか、ここであのシーンやこのシーンが、
と感慨深く見て回る。
建物内ではテーマ曲の《勇者的浪漫》が
エンドレスで流れていてそれがまたテンションを上げてくれる。
※MV流しながらどうぞ。
平日なのでお客さんも少ないということもあり
スタッフのLeeさんが私のことをあれこれ構ってくれて
写真を撮るのも手伝ってくれる。
どこでどう撮ればいいのか
Leeさん的定番ポーズもがっちりあり、
「はい、これをこう持ってここに座って」…ぱしゃり。
「次はこれを持ってこうやって構えて」…ぱしゃり。
「じゃあ次はこれをバックにこんなポーズで」…ぱしゃり。
言われるがままにしたら
いろんな写真を撮影してくれた。
その一部がこれ。
はー、楽しい。楽しい楽しい。
最後に居合わせたほかのお客さんにお願いして
お世話になったLeeさんとのツーショットも。
Lee姐、感謝您!
Tシャツやらキャップやらといった
KANOグッズもいろいろと売られていた。
数日前に台北の特有種商行にも行ったけれど
そこに売っていないグッズもあったよ。
つづく
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