_live 花儿乐队『花样十年』

花儿乐队十周年演唱会・北京
『花样十年 The Flowers One More Time』
2009年11月14日(土)19:30
@北京・工人体育館



夢のような2時間半でした。
一時別行動をとっていた同伴者の友人Iちゃんが5分ほど遅刻して
コンサート前のドキドキとか心の準備とか一切ないまま
一曲目を半分以上聴き逃してしまう悲しい事件もありながら
(そしてこういうときに限って定刻通り開演する)
アリーナの扉を開けるとそこはもはや
フラワーズパラダイスと化していて
あっという間にコンサートへと飲み込まれて行きました。

会場に入ったとき一番最初に思ったことは
「なにこれ、狭っ!」でした。
武道館並みのサイズと噂で訊いていたので
武道館は行ったことないけど
大阪城ホールぐらいかなあと想像してたら全然小さい!
多分円形で使用せずに半分だけ使ってるからだと思うけど
それにしたって舞台もアリーナ席もちょこんって感じで
それにまず驚いたという感じ。
もしかするとスタンドの後ろの方から見れば
結構広く見えていたのかもしれないけれど。



私たちの席はB区2排2番&3番。
会場に入る前にチケットをとってくれた友人Kさんから
「もう一人の友達と席が近いよ〜」と聞いてたのだけれど
行ってみたらまさに隣でした。
もう一人の友達とは、北京在住の日本人留学生の友人Kさんの
同級生でタイ人花蜜Wちゃんのこと。
彼女はB区2排1番。
ちなみにB区2排2番&3番とは
写真にも見えているアリーナ席のうち
左側がA区、右側がB区で
前から2列目の左から2番目と3番目なので
そう、ほぼど真ん中!!
すぐ前に張偉が飛んだり跳ねたりしてる!!!!
ちなみに1列目の1番&2番というベストポジションには
警備員が座っているという謎の配置。
頭低めにとか、かがんでとかでもなく、普通に座ってる。
ちょっとは後ろのファンに気ぃ遣いなさいよ! と思うほど
わりとな座高ぶりで普通に座ってる。ガッデム!! 邪魔!!

ちなみに少なくともアリーナ席は
スタンディング禁止。
目の前では「大喜宙」だの「嘻唰唰」だの
踊らな損やろ、な曲が披露されてるのに皆立たない。
それを見て、ああ、だめなんだなあと悟った。
途中、一応隣のWちゃんに「立ったらあかんの?」と聞いたら
「別にいいんじゃない?」って一緒に立ち上がったら
すぐに目の前にいた警備員に座らされた。
「あ、だめだったみたい、ごめんね」とWちゃん。

そのくせ、写真はOK、動画もOK。
いや、これは香港のF4コンサートに行ってるから想定内。
もちろん今回は準備万端。
でもみんな花のぬいぐるみやら電光ボードやら持ってるけど
肩以上は上げないという基本的ルールは守っていて
わりと平和に見ている、という感じ。
なので、私も2枚の自作ボードのうち1枚をIちゃんに、
もう1枚を自分が持ってキラキラさせながら
下半身の動きは封じられつつも
上半身でできる限り踊りながら
時にデジカメで撮影しつつ、動画を撮りつつ。
「本当はダメだけど暗黙の了解でOKなんかな」
(F4@香港は表向き撮影NGだったので)
と最初はおそるおそる撮ってたのだけれど
前に座ってた警備員のおばちゃんまでもが
携帯で動画撮りだしたときに
「ああ、これは間違いなくOKだ」と
撮りまくって慌ただしくしていたら、
あっという間の2時間半。
ファインダーばかり覗いていても勿体ないから
デジカメの位置だけ固定して踊りながら見てたので
あとで確認したら動画はブレブレ、
自分のへたくそ歌も入りまくってて
我ながらイライラした(笑)。
コンサートは花児の魅力がぎゅっと凝縮されたエンタメ舞台。
本当に楽しくて楽しくて面白くて面白くて
ときどき退いて(苦笑)、最後は泣いて感動して
1回だけなのがもったいないぐらい幸せな時間でした。
もし2回ぐらい公演があったら、1回は記録に集中、
もう1回はひたすら歌って踊る!! ってできたのに。

ちなみに席にはチラシとサイリウムの棒1本。
パキッと割って光らせるアレ。
あとは前の花蜜さんからホイッスルが回ってきたりとか。
Iちゃんが無理矢理渡されて
一応ピーピー拭いてたのが面白かった。
音の弱いこと、弱いこと(笑)。
いや、実際あれうるさいからね、曲聴こえなくなるから
それぐらいでいいのよ、日本人的には。

ということで
記憶の限りレポします!
行きたかったけど行けなかったという方のために。
そして自分の記録のためにも。
レポというかほぼ感想みたいな感じになると思いますが
事実関係が間違っていたらごめんなさい、
直したいのでお知らせください。

※画像はTOM音乐さん、新浪音乐さん、QQ娱乐さんの
サイトからと私が撮影した酷い写真と組み合わせてます。
※MCは基本的にほぼ聞き取れておりません。
なので人づてに聞いたり、想像で聞き取った
あやしい内容となっております。
※かなり版権を侵害していると思われますので
誰かに怒られたら削除します。
※とはいえ、無断転載転用は一切禁止です。




1:大喜宙
2:嘻唰唰




MC

花児の中でも盛り上がるテッパン2曲から
コンサートはスタート。
踊りたい! 踊りたいのに立てない!
そんなジレンマの中でも盛り上がる会場。

その後のMCはMCというよりもコント。
多分次に繋がる何かしらの物語が展開されてるっぽいが
さっぱり分からない。
着替えたら? みたいなフリから
張偉がその場で服を脱ごうとしたら
郭陽が「ほらほらこういうのがあるから」と
白いスクリーンが舞台上に。



この後ろで張偉(でも違う人物っぽい?)が生着替え。
艶かしく服を脱いで行く“中の人”。
この時間がまあまあ長い(笑)。

3:我的果汁分你一半



「我的果汁分你一半」の前奏が流れてきて
パッと舞台が明るくなったと思ったらこの衣装!
あはは、なんじゃこら!!!

最後、ジュースのカップ部分を女子にはぎとられ
裸に…ではなく、
マッチョな肉襦袢に。
下はサテンブルーのちょうちんブルマー。
この日の張偉は全編に渡り、いつになく露出多めです。
一瞬「やばいコンサートに来てしまった」という
恥じらいのような感情が…。
そんなに露出しちゃってキャ! 恥ずかしい! じゃなくて
ええ年こいてこんなふざけたものを真剣に見てるなんて
恥ずかしい! という後者です。
いかん、いかん、邪念、滅びよ!!!



ここでも何かしらのMC。
もう全く理解できないのが悔しくてたまらない。
でも分からなくてもOKと思えてしまうのもすごい。

股間をどう隠すか的な流れから?
続く曲は…

4:麦覇

羽の扇を持ったダンサーが張偉の股間を次々と
隠しながら踊る様を見る、三十路(ワシ)…
冷静に考えても正気の沙汰じゃないな(笑)。
こんな感じで最後まで行くんかな?

張偉がはけた後、舞台上ではソロパフォーマンス。
王文博のドラムソロとかDJくんのスクラッチとか。

5:化蝶飛



「化蝶飛」の前奏とともに
天使の御神輿に乗って張偉、登場!!
見てるときは気づかなかったけど
ボトムはこれ、スカートなんやね。
パンツが丸見えな上に、すごいきわどいポーズ(笑)。
えらいなーっていうか、
お笑いと違うなーと思うのは
その中のパンツがボクサーとかトランクスとか
まあ、張偉が普段何履いてるんかはしらんけど
ブリーフタイプのおそらく見せパンだったこと。
お笑いとか見てると、外装ばっちりでも
例えば女装ネタとかしてスカート履いてても
インナーまで気にしてない(当たり前か)ので
細部にわたって衣装を準備してるのだなあと
変なところに感心。



全編に渡って、力士にキョンシー、天使に
スーパーマン、スパイダーマン、お姫様、
ボディビルダーなどなど周囲の人の衣装もくるくる変わる。
多分小ネタも色々仕込まれてるっぽいのに
(真剣に歌ってる張偉の後ろ、下手ギリギリの見づらいところで
ずっとトレーニングしてたり)
全然チェックが行き届かないのが残念。
見るところ多すぎるねん(笑)。

6:啵一个

いや〜、大好きな曲ばっかりです。
こんなに踊れる曲を立て続けにしといて
踊らせないなんて酷すぎるよ〜!!

つづいてアニメ動画が流れる。
何かしらの物語が綴られている模様だけれど
全く内容分かりません。
その流れから…


7:童话生死恋

衣装は以前のブログでもラフイラストを貼付けた
「カエルになった王子様」イメージの、アレ。





カエルのぬいぐるみがいっぱいついてます。
頭にも一個ついてます。
この写真を某先輩に見せたら「完全にLADY GAGAやな」と。
はい、確かにLADY GAGAが全く同じ格好してる写真
見つかりました。パクったんじゃなく、パロディと信じたい。
ちなみに郭陽も、サポートギターも揃いのグリーンの
衣装だのに、なぜか王文博は最初からそのまま。

CDで聴いてるときはそうでもなかったのに
コンサートで聴いてから好きになる曲ってあるけど
「童话生死恋」はまさに。
情感たっぷりな張偉の歌声が本当にすてきで。
そんな格好しといて!! みたいなね。

8:Miss You
9:加减乘除

この辺も、なんかステキでした。
“we do”のところはもちろん「ウェドゥー」と歌ってましたが。

10:我是你的罗密欧

これ、歌ってたって記憶はあるのに
どんな風だったかが全然覚えてない。
(しかも動画もどこにもない!!)

11:胡说胡有理

小相声、これは完全に映像で。
近くにいた花蜜さんは完全に歌ってました。
すごいね〜、ちゃんと歌えるんだねえ。
さらに時折笑いも起きていたので
顔ハメ系アニメ映像がいい感じの仕上がりだったのかと。
京風R&Bつーか、京風HIP HOPつーか。
彼らならではの音楽って感じだね。

12:穷开心



張偉と郭陽がシルバーの相声する風貌で登場。
相声って実際見たことないから分からないのだけれど
おそらく本物もそうであろう、二人が掛け合うようにしながら
(でも実際に歌っているのは張偉だけ)。
そこになぜか女装した王文博がちょっかいをかけてくる。
MVでも女文博が出てくるところを見ると
多分歌詞に関係あるんだろうけど
(その辺まったく分かってない私ってどうなのよ)。

その場に郭陽だけ残ってオーディエンスとやりとり。
ゲストが登場するけど誰が見たい? 的なことかな。
すると背後のファンから中国語なまりで
「SUPER JUNIOUR! SUPER JUNIOUR!」の声。
あんた、完全にSJのファンやな的勢いで連呼する。
郭陽もそれを待ってたとばかりに
「では紹介しましょう、SUPER JUNIOURとビヨンセ!」
的なフリで舞台が明るくなり、登場したのは…




はい、もちろん張偉です。

13:香帅帅

この曲はね、以前中国語の先生に
「なんなの、このくだらない内容は!」
と怒られながら歌詞を訳してもらったことがあるので(笑)
分かってますねん。
すごい、このフリ、めっちゃ効いてる!!
みんなカッコいいけど俺が一番カッコいい、そゆことでいいかな?
キレたダンスじゃないにしても
バックダンサーとのバランス含め
すっごくかっこいいのだ、これが。
あとこの時気づいた、
私、雷舞団のうち痩せてる方の顔、めちゃくちゃ好きだ、と。

さておき!
男子部分が終わったら次に登場したのは…




はい、ビヨンセこと王文博。
美女ダンサーを引き連れてダンス!
えっとこれがなかなかそつなく踊れてまして。

これ、バンドのコンサートやんな? と
一瞬分からなくなる多彩ぶり。
リハーサルは本当に大変だったろうなあ。

14:你愿做我女友吗

この曲が始まる前に、郭陽が
今日は嫁と娘が来てますとアナウンス。
スクリーンに映し出されたのは
ピンク縁の大きな眼鏡をかけた奥さんと娘。
結婚式の画像は見たことあって
キレイな人であることは知ってたけど
今日はキャラ立ちした眼鏡のおかげで
よりキュートに見えるね。好感持てる。
その流れから、この会場から一人、
張偉の彼女を選びます、みたいなMC。
歌詞、ちゃんと分からないのだけれど
一番最後の、「你」のところで
会場カメラがスクリーンに映し出した女の子が
「彼女」ということになるらしく
最後は何度も「你」「你」「你」を繰り返す。
選ばれたのは最前列、私の友達の斜め前の女の子。

15:鹊桥汇



張偉に跪かれ、ベールを掛けてもらって
一緒に「鹊桥汇」を歌う。やや、ほんとに幸せそう。
この曲だったら私、全部歌えたのに〜って
そんなんはいいとして
すごいなあと思ったのは間奏の時ぐらいだったか
この女の子が隙を狙って張偉の頬にキス!!
すごい積極的。スター相手にすごいことやってのける。
私だったら上に上げられただけであたふた、でしょうに。

あとでこの話をKさんとしてて
「日本人には無理かもしれない、
でも彼女たちなら…、やりますね」って。
Kさん、今までどんな現場を見てきたんだ(笑)。

「鹊桥汇」、着メロにもしてる大好きな曲なので
一緒に歌えたらさぞかし幸せだったことでしょう。
でもってそれを冷静に見てるもう一人の自分が
あとでネタにできる〜って笑いながら歌ってたと思う。

続いてスクリーンでは10年を振り返るVTRが流れる。
街角のおばちゃん、お姉さんたちに
おそらく彼らのバイオグラフィーが巻物になったものを
次々と読み上げて行く内容。

そして続いて舞台では…




来た〜〜〜〜〜〜!!!!!
このコンサートで私が一番見てみたいと思っていた
今の彼らが昔の曲を歌う、ってやつ。
(自分で撮った動画にも「うれし〜!」という
私の濁声が入っておりました。)
張偉もステッカーいっぱいのギターを抱え、
サポートギターも加えて4人で彼らの初期作、
いわゆるパンク時代の2枚のアルバム
『幸福的旁边』『草莓声明』から
この7曲を約12分間のメドレーで歌い継ぐ。

16:破灭
17:草莓声明
18:向我开炮
19:放学啦
20:结果
21:静止
22:花

これがもう、想像していた以上に、
おっそろしくかっこよくてかっこよくて
かっこよくてかっこよくてかっこよくて。
「结果」ではコールアンドレスポンスあり、
「花」では張偉が完全に泣いていて
歌に詰まって観客が歌い、
泣きながらも歌う姿にまた感動。
この曲を歌っていたときは
まだまだ中学生だったのだよねえ。
そして今、26歳。
振り返るもの、得たもの、なくしたもの、
いっぱいあったんだろうと思う。

会場も待ってましたとばかりに盛り上がる。
この時代の音楽が好きだったっていうファンは
今でもとても多いみたいだし
そりゃ盛り上がるよね。
その時代を全く知らないワシみたいなもんでも
こんなに楽しいのだから。

ほぼMCなしで歌い終え、舞台は暗転。
続いて白いジャケット着用で改めて張偉登場。
映像を使ったメンバー紹介。
ネットとかで集めたんであろう世界のおもしろ映像を
絡めながら、本物の彼らの映像も交えながら紹介していく。
見たことのない映像もいくつかあった。
この映像もわりかし、わりかし長い。でも場内爆笑。
こういうときは言葉の意味が分かるのは強いよね。
王文博、郭陽と紹介した後、2人も登場し、張偉の紹介を。
これは至って短く、以前ある番組で女性ゲストに
抱え上げられるのに失敗して股間を握られた事件の
映像が流れて場内爆笑。



3人でまたトーク。


3人の絡みが終わった後、スクリーンに映し出されたのは
去年バンドを脱退した石醒宇!!

あとでKさんに確認したら
バンドを脱退したあと僕の人生は平穏です、
みたいなことを語りつつ、
すごく退屈そうにイスに座っている石醒宇の
映像に替わる、みたいなボケが幾度か。

舞台に上がることはなかったけれど
報道によると客席に座っていたようです。
コンサート後の打ち上げ写真には
4人一緒のも上がってました。

映像で石醒宇は続けます。
解散してしまった後も、張偉の活動を応援してるよと。

でもって始まるわけです、
花儿大張偉のソロライブが!!




23:爱火烧

まあ間違いなく踊りますわな。
サビの「火苗~~」のところの振り付けが
ちょっとだけ変わっていた。

24:让我坠入爱的游涡
25:流着眼泪唱起歌
26:奋斗

続いてソロアルバムから2曲続けて。
演奏は郭陽、王文博ともに参加してますよ。
「奋斗」が終わって舞台上は暗転。
舞台上にはピアノが置いてあって
そこには郭陽と王文博の姿。
王文博はピアノを、郭陽はベースを弾きながら
2人で歌うわけです。

27:什么都不必说

あ、思い出すだけでも泣けてくる。
「什么都不必说」といえば、張偉のソロアルバムに
収録されている曲で、彼がメンバーのために
書き下ろしたというものです。
それを、張偉じゃなく、郭陽と王文博が歌う…
もう二人とも泣いてしまって演奏はボロボロ。
会場が一緒に歌ってなかったら
もう歌としても成立してないほど
ボロボロ泣いております。

そして最後のサビからは…



張偉も参加して3人で一緒に歌うわけで。
肩を寄せ合いながらもう、ボロボロで。
途中歌詞を間違えて笑ったりしながらも
なんつーか、ええなあ、とね。

曲が終わって涙を拭いながら
3人は舞台中央へ。
約8分間にも渡る長い長いMCでは
おそらく今までのこと、そして支えてくれた
周囲の人々、ファンへのお礼なんかが
伝えられていたんじゃないかと思う。
一人ずつ順番に語っていくのだけど
特に郭陽がボロボロで。
言語としても聞こえないぐらい。
他の二人が話しているときも堪えきれずに
何度もうつむいたりしてた。

泣いたり、多分ボケたり、突っ込んだり、笑ったり。
「感谢的太多了!(←多分)」
って何度も何度も繰り返して。
それから「谢谢各位」と3人が深く深く頭を下げた。
(報道では30秒って書いてたね。)

「我爱你们!!!!」


「谢谢各位」


そしてコンサートはいよいよクライマックスへ。

28:我们能不能不分手

同行した友達Iちゃんは
「ここでマッキーの曲でいいの?」と言うてたけど
いいねん、いいねん、もはや。
最後はみんなで手を振りながら大合唱。
張偉も涙をこらえながら歌う、歌う。



最後は肩を寄せ合ったり、抱き合ったりして
見てる方も涙しながらも合唱。

でもって、最後の曲は張偉曰く
「韓国ドラマの主題歌でおなじみ…」!?

29:嘻唰唰

もう一回!!
「嘻唰唰」に始まり「嘻唰唰」に終わる。
いやがおうにも盛り上がる場内。
キョンシー、力士、スイカてきなもの、
茶色いのは何かな〜、謎のもの、
バックダンサーも色々で踊る、踊る。
曲の終わりとともに舞台上暗転………終わった…。

すぐに場内に「花儿」コールが沸き上がる。
このままで終わってなるものか! てなもので。
ほどなくして舞台は再び明るくなって…

アンコールタイム!!



29:花痴花蜜

オーラスはファンに向けて書かれたこの曲を。
メンバーやバックダンサーだけでなく
関わったスタッフたちもどんどん舞台上に上がり
手拍子しながら踊る。

本編のところが終わると
警備員が全員立ち出して、全員が舞台前に
こちらを向いて整列。
何かが起こるなあと思ったら、そう、
アンコールが始まるやいなや、
アリーナ席の後ろのお客さんも全員が前にきて
ここにきて平和が崩れる!!
舞台をバックに写真を撮るカップルとかもいて
(これってあまりにも失礼じゃない?)
もう無法地帯。
座って見てると前の警備員が邪魔で何も見えないので
私たちもその場で立って、せめて踊ってみたり。

最後は涙を振り切って、みんな笑って笑顔でさよなら。

幸せな2時間半はあっという間に幕を下ろした。
ありがとう、ザ・フラワーズ!
ありがとう、花儿乐队!
ありがとう、花儿楽隊!
ありがとう、花兒楽隊!
ありがとう、花児楽隊!
ありがとう、大張偉、王文博、郭陽!




こうして改めてレポを書きながら思うのは
一見ものすごくふざけていたり子供っぽかったり見えて
実はとても作り込まれたコンサートだったんだなということ。
構成がとにかく良くできていて、流れもいい。
(ちょいちょい長過ぎる演出もあったけど。)
最初で最後となるコンサートだし
出してるアルバムを全部合わせればすごい曲数で、
しかも音楽のイメージも途中でがらりと変わったりして
やりたい曲、やらなければいけない曲もあるなか、
見事に花儿乐队の全要素を欠かすことなく
2時間半に納めきったなあという印象。
ゲストもなく、彼らだけでやりきってくれたのもうれしかった。
もちろん、当日なかった曲で個人的に聴きたかった曲も
いくつかあったけれど、すべてのリクエストに応えるなど
はなから不可能なことだし、それでも
今できる限りのことをやってくれたと思う。
演奏だけでなく、ダンスからコントから
映像から小ネタの数々まですべて手が込んでいて。
このコンサートに来れて本当に本当に良かった!


そんな余韻に浸っていたかったのに
コンサートが終わるやいなや、
場内は「さっさと出なさい!」な雰囲気に。
警備員さんに追い立てられる中
会場で2枚だけ写真を撮って、
かばんから出っ放しのカメラやら
プレゼント(一応持ってたけど渡せず)やら
応援ボードやらをまとめて抱えてとりあえずエントランスへ。
うわー、余韻のへったくれもないなあ(笑)。

コンサートといっても日本のように
オフィシャルグッズも何もないし
例えば会場入り口にでっかい垂れ幕があるようなこともなく
(なぜか翌月にあるカレン・モクのコンサートの垂れ幕が…)
ひとつだけポスターのようなものがあるだけ。
とりあえずそこでボードを持って交互にパチリ。
その場も追い立てられるように後にした。

ファン歴たった2年だし、
中国に住んでリアルに応援できているわけじゃないし、
知識だって誰よりも少ないから
「自分は花蜜」と名乗るなどおこがましくて
tiebaに書き込んだときも「日本人粉丝(ファン)」。
でも旅の道中、色んな花蜜さんと接する中で
「日本の花蜜」として紹介してもらえることが
とてもうれしく、とても幸せだった。
いつまで応援できるか分からないけど
彼らが、もしくは張偉だけでも彼らしく活動している限り
永遠支持! といけたらいいな。


※駄文ここまで読んでいただいてありがとうございました
※適当に追記したり修正したりするかもです


花儿乐队、花儿楽隊、花児楽隊、花兒楽隊、花兒樂隊

コメント

  1. こんにちは、どうもお疲れさまでした。&ありがとうございました!!
    動画と併せて楽しく読ませていただきましたー。
    ファンが撮った動画にやたらホイッスル音が鳴り響いている理由がわかりました(笑)。

    動画も全部見れてるわけではないのですが、やっぱり初期のメドレーはイイ!選曲がめちゃくちゃ好みというのもありますが、CDで聴ける当時の音(声)に比べ、大人の余裕みたいなのが加わってカッコイイと思いましたね。

    また何度も読み返させていただくと思いますので、よろしくお願いいたしますw

    返信削除
  2. >りんすーさん
    コメントありがとうございます。
    頑張って書き上げた甲斐がありました。
    少しでも楽しんでいただけたなら何よりです。

    初期メドレー、ほんとにいいですよね。
    カッコイイという感情を初めて彼らに
    抱いた瞬間だったかも(笑)!!
    演奏も安定してましたし。

    ホイッスルは私がいた周辺はそんなに
    気にならない程度でした。
    1200元席の人はすごく間近で
    観るのに必死! て感じだったのかも。

    返信削除
  3. ありがとうございます!!
    気になってたのですが、伺うのが遅くなってすみません(汗)

    すっごくいいレポでした!!大張偉の思いも、小美さんの思いも伝わって、
    レポ読んで泣けてきました。
    ありがとうございます!!
    実は初期の頃の曲はあまり聞いたことがなく(一通り聞いたことはありますが)、実際コンサにいってたら本当に楽しめたかな、ってあまりの無知におこがましいとさえ思ってしまいましたが、
    でも、でも、やっぱり、いきたかったです!
    ほんとにありがとうございます!
    また私も何度も読ませていただきますね♪

    返信削除
  4. >はむさん
    コメントありがとうございます。
    遅いとか全然ですよ。
    きちんとレスいただけてうれしいです。
    しかもお褒めに預かり恐縮です。
    私もファン歴は長くありません。
    初期の曲も始めの頃はなんとなく気恥ずかしくて
    ほとんど聴いてませんでした。
    ちゃんと聴いたのはコンサート前の2週間前とか
    それぐらいのものです。
    結局、その頃の音楽がいいというのもあるけど
    今の彼らを見るのが好きなんだと思います。
    曲知らなくてもMC分からなくても
    彼らが好きなら十分楽しめたと思いますよ!
    私の友達はそもそもファンでもなかったんですが
    彼女なりに楽しんでくれたようでしたから。

    こんな機会がまたあればいいですね。

    返信削除
  5. はじめまして!
    中国の友達が送ってくれた自作コンピレーションCDに
    花兒楽隊の曲が入っていて興味を持って
    検索してたどり着きました。
    日本ではほとんど活動してないみたいなのに
    コンサートまで行ったなんてすごいですね。
    彼らのことはほとんど知りませんが音楽を聴くだけでも
    面白いコンサートだったんだろうなあと想像できます。
    レポートもとても詳しくて感心しました!
    曲順とかもちゃんと覚えていてすごいです。
    他にも日本人の方が見に行かれてたのをブログで発見しましたが
    みなさんお友達とかなのでしょうか?
    (文章もとても似てたのでそうなのかなあって。)
    私もこれから少しずつチェックしてみます。
    ファンになったら仲間にいれてくださいね!

    返信削除
  6. >だりあさん
    コメントありがとうございます。
    レポート(というか感想)楽しんで
    読んでくださったようで良かったです。
    実は、曲順は正しいものがどこにもなく
    海外のファンのブログや報道を見て回って
    自分の記憶とともに繋げたものなので
    正解かどうかは分からないのです^^
    間違っていたらすみません。

    あと他の日本人の方というのは
    どなたのことでしょうか?
    このコンサートレポだけ
    自分の別のブログにも転載していて
    それをご覧になったのでしょうか?
    全く同じ文章であればそれは同一人物=私です。
    紛らわしくてすみません。
    他にもレポされてる方はいると思いますが
    日本には他にファンの友達はいないので
    なぜか似てしまっているだけだと思いますよ〜。

    花兒はまずMVから入るのがオススメです。
    いっぱいYouTubeで探してみてくださいね。

    返信削除

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