_trip はじめての金山パラグライダー('10年08月台湾旅2日目)

今回の台湾旅で私が楽しみにしていたイベント、
それがパラグライダーなのでございました。

中国語では「飛行傘」。
たぶん金山というエリアの山の頂から
パラグライダー体験ができるらしい。
朝から雨が降ったり止んだりの微妙な天気だったけれど
確認したら今日はやっているとのこと。

陽明山方面から…えーっと、どういうルートで
行けたのかさっぱり分かりませんけれど
最後の最後、迷いに迷ってやっとたどり着きました。

土曜日でその地は天候も良かったこともあり
たくさんの人が集まっていて
パラグライダーが次から次へと大空へ
舞い上がっていくのが見えました。
ほんとに次から次へと。

参加費は保険料込みで1,000元=約3,000円と格安。
用紙に名前と生年月日、登録証番号(私はパスポート番号)を
記入して、お金を支払い、番号札をもらって待つだけ。
私たちの番までは1時間ほど待つとのことで
丘の上で他の人のフライトを眺めながら待機。



もちろんひとりで飛ぶわけではなく
後ろに教練がついて私を抱きかかえるスタイル。
友人に聞くに、今日は混んでるから
教練、友人、私と3人で一緒に飛ぶ…ってマジで!?
今日は風が強いから大丈夫ってマジで言うてる!?
思ってる以上に重いよ、ワシ。
もう汗だくでわりとバッドスメルだと思うよ、ワシ。
教練と密着ってだけでもまあまあ及び腰だのに
間に友人男子が挟まってしまうとか
あり得ていいのか、そんなことが!!!
友人男子に抱えられる形になるとかそんなことが!!!
「じゃあ、写真は任せたから」という友人。
まま、当人はそんなこと気にしていなさそうだし
まま、いいと…するか…。

1時間後、やっと自分たちの番がやってきた。
時間も5時になろうとしていたこともあってか
人の混雑がだいぶんましになっていた。
そんなわけで、先ほど一人錯乱状態になっていた
3人飛行は「もう2人飛行で」という総教練の判断で
別々に飛ぶこととあいなった。
良かったという気持ち80%、
残念な気持ち20%ってオイ!!
よこしまなワシですまん。

かくして私の番がやってきた。
総教練に手早くヘルメットをかぶせられ
ベルトみたいなのも装着されて
あれよあれよといううちに飛行スポットへ。
すると教練が走ってやって来てパラシュートを整え
私も汗だくの教練に結びつけられて
地上スタッフに「前だけ見とけ」と言われたかと思ったら
 練習も説明も何もなく

あっという間にフライアウェイ!!!

瞬く間にどんどん丘の上から遠ざかっていく。
最初は不安定だった体勢もひもの上に
ブランコみたいなかたちで座り
さらに教練の膝でがっちり安定させてもらえば
もはや気持ちいいという言葉しかないぐらい
爽快な景色と気持ちのよい風に包み込まれるのです。



目の前には海、背後には山、足下には街。
ぐんぐん高く高く上がった後は
ゆっくりゆっくり降下していきます。
飛行時間は約10分間。
教練がちょけて急降下したりするので
ひたすらに「慢慢(ゆっくりゆっくり)」を連呼。
最初は高すぎてよく分からなかったけれど
少しずつ低くなるにつれ、リアルになる街の景色。
なんてなんて楽しいんだー!!

最後は砂浜に着陸。
先に飛び立っていた友人が興奮気味にやってきた。
やー、楽しかったよねーなんつってな。
基本的に低体温気味な子なのに
ものすごくテンション上がってるやん。
それだけ楽しかったってことなのだね。
確かに、確かに。

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