_diary 中国で戦った女

今さらながらの火鍋デビューでございます。

仕事柄いろんな面白い人、変な人と出会えども
仕事を越えてのお付き合いというのは
ほとんどない私なのですけれど
某美術館のプレス担当でもあるKさんこと
XiangQiは、ステキ女子な見た目に反して
話をしたら激しくヘンテコな人で
これはもうぜひ友達になりたい、と。
(これはtwitterでも思わずつぶやいたほど。)
さらにとあるきっかけで彼女が中国語ができて
中国に住んだこともある人だということを知り
もはやこれは運命だ(何のだ)とばかりに
ごはんを誘ってみたわけです。

そして実現した、本日の火鍋パ@鴛鴦火鍋店、
ご存知、コラーゲンたっぷりの白湯と
カプサイシンたっぷりの紅湯で野菜や肉をゆで
それを特製のたれで食べるものですけれど
いやー、おいしいのな、火鍋。
紅湯の方は見た目を裏切らぬ辛さで
ほぼ白湯専門でしたけれども、私。
(代わりに辛い料理で有名な湖南で鍛えた
XiangQiが主に紅湯を担当。)

火鍋のうまさもさることながら興奮したのは
XiangQiの中国での壮絶な戦闘の記録。
大学時代に半年ほど留学していたそうなのだけど
北京や上海などの大都市ではなく赴いたのは
日本人が一人もいないような片田舎の大学。
しかも反日感情の激しい土地で
(というか凄まじい田舎で
中国の歴史教科書通りの知識しかないため)
毎日のように家に人がやってきて罵声を浴びせられたり、
石や枝を投げられたり、挙句には家を追い出されて、
野宿しながら大学に通うという凄まじい日々を送っていたそうな。
それでも決して逃げないで、中国と日本のそれぞれの
歴史教科書を取り寄せて翻訳し、それを見せながら
地元の人に歴史観の違いを理解してもらうことから始めたとか。
さらに仲良くなるために(および食料を手に入れるために)
地元の市場でアルバイトして鶏を締めたり、
村同士のいくさ(水争い、かなりマジなレベルの)に参加したり。
体当たり、命がけの文化交流の末、
周囲もだんだん彼女を認めてくれて
最後は家族のように接してくれるようになったとか。
男子ならまだしも、女子でこんな激しい経験を持つ人に
私は出会ったことがございません。
貧乏旅で踏んだり蹴ったり、レベルの話じゃない。
それを笑顔で話してくれるXiangQi…スゴすぎる…。

そんな武勇伝を聞いた後に私の話す内容と言えば
相も変わらず、アイラブフラワーズ、なことばかり。
気づけば23時をとおにまわっておりました。

あー楽しかった!!


たまに古傷が痛むとか?

コメント

  1. す、すごいです…この経験。
    そしてこんなおきれいな方が、で二度びっくり。

    日本の印象を高めてくれて、
    ほんとうにありがとう!! 握手!!

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  2. さぁ!
    いまだからこそ!
    ニュースになっちゃった
    今この時だからこそ!
    あのことについて
    語らなきゃ!
    立ち上がれ、小美!

    返信削除
  3. >PIKUさん
    いや、本当にすごいよね。
    全然そういう感じじゃないのにね。
    あっけらかんと話してくれるから。
    もちろん、笑って話せるまでに
    結構な時間がかかってると思うのだけど。
    すごい人は世の中にいっぱいおります。

    >ずんこさん
    なぜこの記事に!?
    書きますよ、書きますとも。
    もうそっとしておこうと思ったけど
    やっぱり何か書いておいた方がいいよね。
    後押しどうもありがとう。

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