_trip おばちゃん軍団に紛れ込む('11年4月台湾旅)

4日目。

中華圏の朝の風景といえば、体操、です。
が、中国、香港、台湾と中華圏を幾度となく旅しても
朝が全然起きれなくて、連れの友達も同じ有り様で
今までその現場を見たことがありませんでした。
本当は見てみたかった、そして参加してみたかった。
その夢(というには大げさ)がついに叶ったのです。
スケジュールの中に組み込まれていたわけですね。
前日遅かろうが否応なく早起きです。強制なのです。

やってきたのは國父紀念館。
國父とはつまり、中華民国建国の父、孫文のこと。
彼のでっかい坐像が鎮座する館の前は
広い公園になっておりまして、そこかしこで
色んな体操チームが色んな体操を繰り広げています。
そう、まさしく色んな体操。
おなじみ、太極拳の人たちもいれば、
座禅のようなことをしている人たちがいたり、
大声で笑いまくっていたり(という健康法?)、
オリジナルの体操に勤しむ人たちもいます。
基本的には団体で、40歳以上のおばちゃんが中心。





よくCMとかで、その人たちに紛れ込んで
一緒に参加する、みたいなシーンを見ますが
近づくと分かるのですけれど、まあまあ入りづらい。
おばちゃんたちに意外とウェルカム感が少ない。
や、たぶん参入しても怒られはしなんだろうけど
遠巻きに見ていて、おばちゃんの方から「まあ入んな」
的な展開は望めそうにありませんでした。



撮影もせにゃならんし、ここは強引に
どこかの団体に紛れ込むしかない。
そこで、台北101が映り込む絶好の場所で
「画になる」お揃いのユニフォームに身を包んだ
このおばちゃん(&おっちゃんも少々)チーム、

ロックオン!

そして…



しれーっと紛れ込んでみましたよ。
入ったら入ったで「お、あんたらもやりたいのね」的な
微笑ましい展開になることを期待しましたけれども
まあ、見事なほどに無視、ですわな。
無言で参入したのが失礼だったかしら…。
でも特にいやがられている雰囲気もなく(たぶん)、
まあやりたいなら勝手にしよし的な感じ(のはず)。
こちらのチームは動きが比較的ゆっくりで
動きも太極拳のような特殊さはなくシンプル。
陽気な歌謡曲をバックに踊るのが結構楽しかったです。

小心者のわしですゆえ、おそらく一人旅なら
遠巻きで指をくわえて見ていただけだったでしょう。
「わしも入れて」というオーラだけ漂わせて。

一通り体操を終えたところで、孫文さんにご挨拶を。



われらが訪れたときは正式な開館時間前だったので、
衛兵さんはまだおらず、中にも入れなかったので

館の外から見学だけ。ここでの衛兵交代は前に見たしね。

体操チームのおばちゃん&おっちゃんたち、
静かに受け入れてくださってありがとうございました。


つづく!

(台湾旅一つ前の記事はこちら


コメント

人気の投稿