_trip 台南/種の博物館('16年4月台湾旅)

2016年4月23日(六)

台南には民宿を営んでいるシルビアという友達がいて
台南に行った時は彼女のところに遊びに行っている。
私ももともとは宿泊者として出会った。
たった2部屋しかない民宿なので
泊まりに来たお客さんは家族のような感覚で
一緒にご飯を食べたり、遊びに出かけたりする。
今回は香港から来ていた小高という女の子がいて
シルビアが事前に予約してくれていた
「種の博物館」とやらにみなで行くことになった。

到着した、「千畦種籽舘(seed museum)」。



台南駅からもさほど離れていない場所なのだけれど
この中に博物館が? という感じ。



扉を開けると、
庭のようなところに鬱蒼と木が繁っていた。
あちこちに植物の枝や実がぶら下げられていて
どうやら種を取るために乾燥させているような感じだった。



植物ぼうぼうの空間ゆえ、蚊の多さも尋常でなく、
片手に天然成分の虫除けスプレーを持って
あちこち体に吹きかけながら見て回った。

博物館と言っても、
整然とディスプレイされているのではない。
説明書きもない。
わかったのは、ここは台湾固有の植物を守っていくために
種を保存し、苗を育てるなどしている場所、ということだった。
台湾は気候条件もあって、
どこもかしこも植物が勝手にがんがん育ってる感じで
いいなといつも思っているけれども
実はこういう努力があってこそ生き残っている植物も
もちろんあるのだよね。

種がメインなので、
青々とした植物がいっぱいというよりも
乾燥させた種や発芽させている段階の種などが
所狭しと並んでいた。









種と言っても
いろんな形やサイズのものがあっておもしろい。
身を守るために殻がものすごく硬かったり、
遠くに飛散しやすいようにふわふわしていたり。
種サイドもDNAを残すためにいろいろ工夫されているのだ。

すべての始まりは種なのだなあ。



お出かけのメンバー。
初めて会った時は妊娠中でお腹の中、
次に会った時は出産したての赤子だったシルビアの娘は
恐ろしくかわゆい女の子に成長していた。
私はなんも変わってねえのにさ。

つづく

(1つ前の記事はこちら

コメント

人気の投稿