_trip 初対面('13年11月マカオ香港旅)

11月16日(六)

船酔い寸止めで香港・上環に着岸。
それから急いでMTRに乗り換えて中環駅へ。
そこでこれから会う予定になっている子の
友達という女の子がわざわざ迎えに来てくれて
一緒にOdd One Outというギャラリーに向かった。

予定より1時間半近くも遅れてしまったのに
わざわざ待っていてくれた彼女が、
私がずっと会ってみたかったイラストレーターの
カイリー・チャン(Kylie Chan)。
彼女が英国留学中に作っていたZINEを
仕事の関係で一度目にしたことがあって
手描きのイラストと手書きの文章の迫力が
気になりすぎてそれ以来彼女のブログを
地味〜〜〜〜〜〜にチェックし続けていた。
今回、久々に香港に来るにあたり、
ダメ元でアクセスしてみたら
今日こうやって時間をもらえることになったのだった。
(その辺のことは以前ブログにも書いたね。→コチラ

知らないんだけど知ってる、不思議な感覚。






ここは彼女の仕事先のひとつ。
ギャラリーショップみたいなところなのかな、
絵画やシルクスクリーンの作品が展示されている中、
作家ものの食器や雑貨も置いてある。
そのなかに、カイリーが作ったZINEもあったので購入。
久しぶりにその実物に出合えた感じがしてうれしかった。

彼女の友達のアイシーとポリーも一緒に

晩ごはんを食べに行こうと誘ってくれた。



右からKylie、Poly、Icy。
かわいい3人組、めっちゃ仲良し。

タクシーに乗って向かったのは灣仔エリアにある、
3人が大好きだという満江紅 小甜甜なる四川料理店。
四川料理店だというのに、わしが辛いの苦手とか
ほざくものだから、主に辛さ控えめの料理を選んでくれた。














辛さ控えめと言っても多少はピリ辛。
だけどどれもおいしくて、むしむしと食べてしまう。
特に、薄切りのバラ肉に辛いタレがかかったやつとか
めちゃ旨い。キュウリ、ジャガイモはおそらく
わし仕様の全く辛くないやつだけどこれはもちろん旨い。

それにしても香港3回目だけど
どんどんと北京語が通じるようになってるなあ。
F4のコンサートで初めて来たときは
私の北京語もまだまだド下手だったこともあるけど
ちょっとした単語も通じなかった。
3年前に来たときは驚くほど通じるようになってて
今回に至ってはほぼストレスなく(わしのヘンテコ
北京語を聞かされる方はストレスと思うけど)
通じるようになったのがすごい。
それすなわち、大陸化…してるってことなんかな。
(話聞いてるといろいろ大変そうやけど。)

香港の人の北京語は台湾人のそれよりも聞きやすい。
それは、母国語が広東語(あとは英語)で
北京語はあとから勉強してるからわりと発音も標準で
なまりがほとんどないから、かもね。
広東省とか南方の人にありがちな、
「h」が落ちるなまりもない。(台湾もこのタイプ。)
標準とはいっても「r」もそんなにきつくない。
わしみたいな初心者でも聞き取りやすいから有り難い。

香港での宿泊先が重慶大廈だというとすごく驚かれた。
私たちでさえもほとんど行ったことがないよ、
カレーを食べに行ったぐらいだよ、とのこと。
夜もすっかり深くなって、このまま一人で行くのは危ないと
3人も一緒についてきてくれることになった。
中を見てみたい、という好奇心もあるんだと思うけど
わしも行ったことなくてちょっと不安だったから助かる。

前を通ったことしかなかった重慶大廈、
中に入ると意外にきれいでびっくりした。
ビルの中は奥に広くてそれぞれブロックごとに
エレベーターが分かれている。

1Fは主に商店の集まりだけど上階は宿がびっちり。
超安宿からそこそこちゃんとしたところまで、
インド人が多い宿、アフリカ人が多い宿、
なんかいろいろあるみたい。
時間があれば一カ所ずつ巡って中を見て値段交渉して
泊まる宿を決めればいいのだろうけどその時間がなく
今回はあらかじめ日本で良さそうなところを予約していた。

エレベーターホールは人種のるつぼ状態で
大混雑なのだけど、警備員のおっちゃんが
常にいてくれてて、列の整理してくれるから安心。
だいたい山ほど荷物を持った人ばかりだから
1回に乗れる人も限られてて時間によっては
だいぶ待つことになる。今回も20分ぐらい待ったか。
だけど物珍しさで写真を撮ったり色々してたら
時間の経過はそんなに気にならなかった。

宿に到着すると日本語が話せるおっちゃんがいて
無事チェックイン。
部屋は予想通り狭かったけどちゃんと清潔で
シャワーもお湯がちゃんと出て申し分なし。
3人はその狭さとなんもなさに驚いてたけど。
Kylie、Poly、Icy、夜遅いのにここまでほんまにありがとね。

Kylieの初プチ個展が觀塘APMにあるKublicで
開催中とのこと、時間見つけて絶対観に行かなければ。

つづく

(1つ前の記事はこちら

コメント

人気の投稿