_trip 香港の活版印刷アトリエ「字活(Zi Wut)」('13年11月マカオ香港旅)

11月17日(日)

ランチのあと、明さんと別れ、
もう一人の友人、Sakuraが合流。
3人で向かったのは字活という活版印刷のアトリエ。

香港旅に出る前にいろいろな情報を物色していて
偶然見つけたのが字活。
どういうところなのかは全く分からないけれど
香港の活版印刷事情を少し覗いてみたくて
FBのページから見に行きたい旨のメッセージを送って
この日の夕方にアポイントメントを取っていた。
VivianもSakuraも一緒に行きたいと言ってくれた。

事前に送ってもらっていた手描きの地図をたよりに
MTR鑽石山駅から徒歩で向かう。
目の前に表れたのは工業団地のようなところ。
指定されたビルを探し出し、
無骨なエレベーターに乗り込んで上階へ。
どきどきしながら扉を開けたら
待っていてくれたのは一人の華奢な女性だった。



写真左が、字活のメンバーの一人、死貓。
メンバーというのは、このアトリエは
彼女以外に何人かの有志で運営しているそうだから。
みんなそれぞれに別の仕事を持っていて
必要に応じてここに来て活動しているらしい。
香港も、日本などと同じように、
活版印刷の工場はどんどん減っているらしい、
というかほとんどないらしい。
それでも活版印刷の良さを見出し、新たな価値を
与えようとしている人たちはどこの国にもいるのだ。
彼女らも日本などの活版工房に出向いたとのこと。



壁一面にに立てかけられた大きな馬棚に
びっちりと詰まった、繁体字の活字。
字体はなんというのかな。
漢字は、特に繁体字は、本当に美しい。





香港で活字を作れるところはごく僅か。
台北にある日星鋳字行や、日本の工房でも
作ってもらっているとのこと。
国によってもちろん字体も違うらしい。
印字したものの右側が台北の日星鋳字行のもの、
左側が香港の達興鋳字公司のもの。



ドイツ・ハイデルベルグ社の自動活版機(単色機)。
わし、もともと印刷会社に務めていたので
ハイデルベルグが印刷機のトップブランドであること
ぐらいは知っている。



ちなみにここにある活版印刷機や活字などは
もともと、今は廃業してしまった、
中国との国境(国境じゃないか、うまい言い方が
分からないけどなんしか境目)
近くにある町の印刷工場から譲り受けたもの。

日本語と違って中国語は漢字以外の表記がないから
無尽蔵の漢字の活字を集めて保持するというのは
並大抵のことではないと思う。
ここにはよく使われる漢字はほとんどあるらしいけど。








死貓に教えてもらいながら
手動印刷機を触らせてもらう。








漢字にはいわゆる「あいうえお順」みたいなのは
ないけど、決まった配列があって、辞書でまず
見つけたい漢字を調べて、次に専用の早引き表で
調べたら、馬棚のどこにその活字があるかが分かる。
(ああ、説明下手くそでなにも伝わってないよね。)
ちょっと面倒だけどすごくうまいことできていて
教わっているわしはもう目からうろこだった。











実際に印刷はできないけれど
自分の名前の漢字を見つけてご満悦の友人たち。
死貓もあれこれ一つずつ丁寧に説明してくれて
終わるころにはやたらまったりしてきて
昔からの友達なのではという錯覚をおぼえたほど。

ちなみに死貓は明日から数日、東京旅行とのこと。
椎名林檎が好きで彼女のライブに行くのだって。















死貓謝謝!

せっかく仲良くなったので近所の食堂で
4人で夕食を食べた。

つづく

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