_diary 張孝全 came to DOTONBORI

大阪アジアン映画祭が今年も華々しく開幕。
今年も見たい作品だらけなのだけれど
年を追うごとにチケットを取るのも大変になっていて
注目度が増しているのだなあと実感する。

毎年、オープニング上映作品の監督や出演者、
その他、映画祭に関連する人々が道頓堀川を
船でクルーズするリバーカーペットなるものが
映画祭初日に行われているのだけれども
平日なので見に行けたことがなかった。
今年も、ジョセフ・チャンが来るのは知っていたが
仕事があるし、なんならちょうどその時間は
ちょい遠方の打ち合わせに出ていて無理無理と諦めていたら
その打ち合わせから帰ってきたのが17時ぐらいで
しかも到着したのが難波で、となれば
必然的に足は道頓堀へと向かっていた。
昼食お預けで打ち合わせに出ていたから
空腹が限界ゆえ遅めのランチを食べがてら、よ。

人で人で大変なことになってるかしらと思いながら
ひっかけ橋にたどり着いたら確かに川の方を見ている
人だかりはあるものの人数的にはさほどでもない。
欄干越しに川岸にもうけられていた特設ステージを見ると
オープニング作品である『白河夜船』の出演者である
井浦新さんがお話しされている最中だった。
間に合った…!!! がステージ上にジョセフの姿はない。
でもまあいいや、せっかくだし少し見ていこう。



橋の上からだと見づらいので
川越しの対岸のスロープへ。
ほどなく新さんのお話しは終わってフォトセッション。

さすれば最後にまた全員で、との司会者の呼び出しが。
もしや! と思ったら期待通り、ジョセフの姿を発見。



黒縁メガネがいいねいいね。
ジョセフはほぼ無表情できょろきょろ。

ところでジョセフって誰やねんて?
張孝全(ジョセフ・チャン)は台湾の俳優。
映画を中心に活動していて
『GF*BF』『真夜中の5分前』ほかもっといろいろ
たくさんの作品に出演している。
ここ最近のアジアン映画祭では毎年なにかしらの
彼の出演作品が上映されている。
私は彼のファンというよりも彼の演技のファンだ。
初めて彼を見たのは映画『花蓮の夏(原題:盛夏光年)』。
見た目は男子っぽいちょっと粗暴な感じがするのに
心の機微をめちゃくちゃ繊細に表現していて一気に惹かれた。
以来、彼の作品は日本で公開されているものについては
なるべく(ホラー以外)チェックしている。
ドラマ『最後はキミを好きになる』に出演したときは
映画以外もやるんやとびっくりしたし
さらにコメディドラマだったのも驚いたけど
意外なほどにコミカルな演技がはまっていてまた惹かれた。
そんなこんなで、プライベートのこととかは一切知らないけど
演技がとても好き。

でもせっかく大阪に来てくれたとなれば
可能であれば本人を生で見たくなるのがミーハーの性。
しかし、こんなド大阪のド真ん中にいるなんて信じられない。

あっという間にフォトセッションが終わって
みんなで船に乗って撤収するとのこと。
これはさらに近くで見られるのでは!?
川岸の方にそそくさと移動。
でもちょうどひっかけ橋の真下、
暗すぎてわしのiPhoneカメラじゃ全然だめだ。



船が動き出した。
岸にいるファンに向かって手を振るのはもっぱら
“ホーム”の日本人の俳優さんたち。
対してジョセフは所在なさげでちょっと暇そうだったので
わしの目の前を通過しようとしたときに思わず
声を張り気味に「ジョセフ〜」と呼びかけたら
だれだだれだときょろきょろして
それから必死で手を振るわしを見つけて
めっちゃ小さく振り返してくれた。ひゃほー。

本当は「孝全〜」と声を掛けたかったけど
声調に自信がなかったのでやめといた。





橋を越えたところでプレスによるフォトセッションがあり
少し停泊していたのでそのうちに次の橋のところへ先回り。



最後まで見送れて満足、満足。
ちなみにジョセフのお隣にいるのは
『KANO』プロデューサーでもある
魏德聖(ウェイ・ダーション)監督。

ま、明日もジョセフのトークショー行くけどな!!
ほぼ初めて、演技してない状態の
言葉を発しているジョセフを見ます。

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