_stage 『トゥーランドット』

相変わらず体はだるいけど熱は微熱程度に下がっていたので
『トゥーランドット』@梅田芸術劇場を見に。

東京・赤坂ACTシアターのこけら落とし公演でもあり
“祝祭音楽劇”とうたわれているだけあって、
衣装やら舞台美術やらもろもろが豪華。
チケット代もすごく高いしな。
(私はありがたくも招待チケットをいただいたのだけれど。)
でもストーリーが無理矢理というか納得いかないというか、
腑に落ちないというか、力技というか。
私はプッチーニのオペラの方は見たことないのだけれど
今回は役名や舞台設定だけ借りて、
あとは完全オリジナル台本とのことで、
脚本は誰だ? と思ったらスズカツ氏だった。
スズカツさんのことはあまりよく知らないが
私の周りの芝居まあまあ見る人たちの間では評判がよろしくない。
パンフレットを見ると、アンサンブルのなかに
中国人の役者さんも数人混ざっている模様。
しかも皆さん、剃り上げた坊主で武道家風情なのに、
殺陣のシーンでもお祝いのシーンでも
アクロバティックな演技というのが見当たらない。
いや、きっとあったんだろうけど全然目立っていない。
先日見た『さらば我が愛―覇王別姫』(蜷川幸雄演出)でも
2人だけ中国人の役者さんがいて
彼らは名もない役だけど凄まじくアクロバティックな演技で
盛り上げてくれていた。
今回は8人ぐらい出てるのにそれがなかったのが残念。

とはいえ、基本、私の目当ては張恵妹(アーメイ)。
アジアの歌姫たる歌声を生で聴いてみたかったのだ。
日本語の台詞まわしがちょっと不安定と聞いていたけど
東京公演初日から1カ月余たって少しずつ上達しているのか
流暢とまではいかずとも、想像していたよりは全然ましに思えた。
(でもすごい練習したんだろうな。)
で、期待していた歌の方は、
思っていたよりも声の伸びというかなんというか
気持ちのよい響きは感じられなかった。
そんなわけないやろ? アーメイやで? 歌姫やで? と
何度も思ったけど、曲が悪いのか、音響が悪いのか、なんなのか。
もちろん、基本はめちゃくちゃうまい。
出演者の中でそらダントツうまいんだけど。
岸谷五朗と一緒に歌うシーンは二人の歌唱力の差にどきどきしたけど。

歌い始めると日本語を台詞として話すときの
変なイントネーションがなくなる分、ずいぶんと聴きやすかった。
ただ、た行の発音の有気ぶりがわりとすごい。
北京語のTの発音は少し息を出しながら発音するとは言え、
そない全部のた行を有気音にしなくてもと思うほどだった。

なんだかんだ書きましたけれど
アーメイ、顔ちっさくてすっごくかわいかった。
ワダエミの衣装もすてきだったし、
ターコイズ色のドレスも紅色のドレスもぴったりで
厚底の靴だけが大変そうだったけど、とても美しかった。


本作は舞台設定が古代中国とのことだったので
じゃあ、トゥーランドットって漢字表記もあるんかなと思ったら
パンフレット(造形が変ですてきだなと思ったら祖父江慎^^)に
ちゃんと書いてくれていた。
『图兰朵』
読み方全然分からなかったので今これを書きながら
適当なピンイン入れて予想で打ってみたらうまくいった。
tulanduo=トゥーランドゥオ てことね。
幕間、終演後の場内アナウンスも日本語と北京語のバイリンガルで
それもなんか、気分が高揚した。


最後はスタンディングオーベーションのカーテンコール。
私の周りは早乙女太一くんファンが多くて
早乙女くんとか太一くんとかすごい歓声だった。
たしかに、すごくきれいだったけど。

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